くらし情報『8 人のアーティストが解き明かす、土地の記憶と風景『湖の秘密 —川は湖になった』7月15日より開催』

2023年7月4日 11:30

8 人のアーティストが解き明かす、土地の記憶と風景『湖の秘密 —川は湖になった』7月15日より開催

加藤清市《水没した村の記憶》


開館10周年となる市原湖畔美術館(千葉県市原市)で、展覧会『湖の秘密-川は湖になった』が7月15日(土)〜9月24日(日)に開催される。同館に隣接する高滝湖にまつわる歴史や文化を8人のアーティストの視点から掘り下げるものだ。
美術館観賞後の散策も楽しめる高滝湖は、市原市を南北に縦断し東京湾に注ぎ込む養老川に1990年に造られた高滝ダムの人造湖だ。氾濫を起こしては人々を苦しめた養老川の本格的改修と、市原市北部の工業化、人口増に伴う水源開発を目的として約20年かけて建設され、それと引き換えに110戸の村が湖の底に沈んだのだった。
湖に沈むまでの村の日々を撮影していたのが、この村で生まれ育ち、独学で写真を学んだ加藤清市だ。ダムができて新しい生活が始まる希望と、古を失う寂たる気持ちとが混在するなかで、時間を作っては撮影して歩いたという。古い家や土地、人々をいとおしく思いながら写した500点を超える写真から30余点を展示する。
また、風景とその場所性をテーマとして奥能登国際芸術祭や瀬戸内国際芸術祭でも真摯に制作してきた南条嘉毅は、地域の人々への取材や郷土資料をベースとして、川が運び湖に堆積する土壌「ネト」

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