田畑智子、篠田麻里子ら舞台『醉いどれ天使』新キャスト発表
舞台『醉いどれ天使』の新キャストが発表された。
日本をはじめ世界中に大きな影響を与えた名匠・黒澤明と、その多くの作品で主演を務めた三船敏郎のふたりが初めてタッグを組み、1948年に公開された映画『醉いどれ天使』。戦後の混沌とした時代に生きる人々の葛藤をいきいきと描き、今なお傑作として圧倒的な支持を集めている。
実は公開当時、映画界の大規模な労働運動により窮状に陥っていたスタッフや俳優たちを救うため、黒澤明を中心に劇団が編成され、舞台化した記録が残っている。この脚本が数年前に三船プロダクションより発見。舞台台本からは、黒澤明が逆境をはねのけ、映画同様、舞台としても最高の作品を創り出そうとしたことが伝わってきます。色あせることのない普遍性を持ち、今を生きる私たちにも強く訴えてくるメッセージ。この黒澤明の想いを受け継ぎたいと舞台化へと動き出した。
そしてこの秋、日本映画史上最強コンビの原点ともいえる作品が、満を持して舞台として蘇える。
演出は、黒澤明同様海外での評価も高い三池崇史。脚本は演劇界のみならず映像作品でも活躍する蓬莱竜太が担当。出演は、桐谷健太、高橋克典、佐々木希、高嶋政宏が先日発表された。