テルミン発明100周年記念 日露合同コンサート 世界最古の電子楽器とは、いったいいかなるものなのか!?
テルミンという楽器をご存知だろうか?簡単に説明すると、1920年頃、ロシアの物理学者レフ・テルミン(1896-1993)によって発明された“世界最古の電子楽器”の名称だ。楽器に直接触れずに演奏するこの楽器には、垂直、水平方向に伸びたアンテナの周囲に微弱な電磁場が形成され、アンテナに手を近づけたり遠ざけたりすることによって音の高さや大きさをそれぞれ制御するという極めて個性的な楽器だ。鍵盤や指板といった、音の高さを定める基準が楽器本体には存在しないため、求める音を出したり、安定させることは極めて困難。この楽器独自の演奏法が要求されることや、当時の米ソ冷静の影響などもあり、演奏家人口がとても少ないという希少な存在だ。
この“世界最古の電子楽器”テルミンの発明100周年を記念したコンサートが横浜で開催される。ロシアで発明された楽器テルミンを育み、大きく発展させたのはなんと日本なんだとか。
今回のテルミン発明100周年を記念したイベントでは、日本製テルミン”マトリョミン”によるギネス世界記録™更新への挑戦や、テルミン博士にはじまる演奏の遺伝子を継ぐ日露テルミン奏者の競演などなど、興味迂回イベントが満載。