「現代能楽集」シリーズ第十弾は「道成寺」「隅田川」 出演者ビジュアル公開
世田谷パブリックシアターで、11月から12月にかけて上演される、「現代能楽集」シリーズ、「現代能楽集Ⅹ 『幸福論』〜能「道成寺」「隅田川」より」。この度、本舞台の出演陣のビジュアルが公開された。
芸術監督として狂言師の野村萬斎が企画・監修を務める「現代能楽集」は、芸術監督の方針である「地域性、同時代性、普遍性」「伝統演劇と現代演劇の融合」「レパートリーの創造」という3つの柱にもとづき、古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の舞台創造に活かしていきたいという考えから生まれたシリーズ。
2003年以降、川村毅、鐘下辰男、宮沢章夫、野田秀樹、倉持裕、前川知大、マキノノゾミなど、日本の演劇界を代表する顔ぶれが作・演出を手がけてきた。それぞれが能の物語に着想を得て新作を書き下ろし、ときには能の演出手法に触発されながら、新たな「現代能楽集」を生みだされた。
第10弾となる今回は、近年、演劇賞を立て続けに受賞している、気鋭の劇作家/演出家・瀬戸山美咲と、劇作家・長田育恵により、今を生きる人々のための現代演劇を創作。 出演者6名は「道成寺」「隅田川」でそれぞれ異なる役を演じ、それぞれの幸福論を立ち上げる。