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VOW WOW・山本恭司インタビュー 奇跡の復活を果たし、次の舞台は東京ガーデンシアター&なんばHatch公演!【オフィシャルインタビュー】

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VOW WOW・山本恭司インタビュー 奇跡の復活を果たし、次の舞台は東京ガーデンシアター&なんばHatch公演!【オフィシャルインタビュー】


2024年に奇跡の復活を果たしたハードロック界の最高峰バンド「VOW WOW」が、2026年1月に東京と大阪でライブを開催する。今回の公演は『The 40 Years of VOW WOW Ⅲ Celebration』と題して、1986年に発表された3rdアルバム『Ⅲ』から40周年を記念した内容で、山本恭司(g)、人見元基(vo)、厚見玲衣(key)の3人に加え、サポートメンバーとして永井敏己(b)と初参加となる山本真央樹(ds)が参加する。

盛り上がること必至のメモリアルライブに向けて、山本恭司に『Ⅲ』制作時の思い出などを振り返ってもらいつつ、今回のライブへの想いなどを聞かせてもらった。


── アルバム『Ⅲ』から40年が経ちましたが。

山本もうビックリですよね(笑)。ちなみに個人的なことで言うと、僕は来年(2026年)がデビュー50周年になるんです。“BOW WOW”でスタートしたんですけど半世紀ですよ。好きなことを長く続けられるというのは幸せなことだと実感しています。
だから、音楽に関しては一度も「疲れた」って言ったことがないんです。レコーディングとかライブとか、いろんなことをやらせてもらって、ハードスケジュールな時もあるんですけど「疲れた」なんて言ったらバチが当たると思ってて(笑)。そんなふうにして音楽を続けてきて、『Ⅲ』のリリース40周年ということでライブ(『The 40 Years of VOW WOW Ⅲ Celebration』)が出来るというのもすごくうれしいです。

──『Ⅲ』は人気の高い作品ですし。

山本VOW WOWのファンは、この3枚目のアルバムをベストと挙げる人が結構多くて。だからそれを歌ってあげるのは皆さんもうれしいんじゃないかなと思っています。

── 山本さんにとって『Ⅲ』はどういう作品ですか?

山本1枚目でいろんな音楽性というか“可能性”を試して、2枚目でよりハードなところへ集中していく感じがあって、3枚目はそれをもっとハードにヘヴィにしていこうと思って、そっちへと向かってる時の作品でした。このアルバムでトニー・プラット(AC/DCなどを手がけたプロデューサー)を迎えてレコーディングをしたんです。
海外のプロデューサーと仕事をするのが人生初だったので面白かったなぁ。“バンドの作ってきたものをすごく大事にして、いろんな意見を言いつつ、いい音にしてアレンジも少しする”っていうのがプロデュースだと思ってたんですけど、「ここは切る」「ここは要らない」とか、大鉈を振るうようなやり方のプロデュースだったんですよ。それが新鮮だった。

VOW WOW・山本恭司インタビュー 奇跡の復活を果たし、次の舞台は東京ガーデンシアター&なんばHatch公演!【オフィシャルインタビュー】


── それまでの“プロデュース”のイメージを覆すような感じだったんですね。

山本そう。最初はカチン!って来たんだけど(笑)、やってるうちに「一理あるな」ってわかってきて、「プロデューサーの仕事っていうのはこういうことなんだ」って納得しました。考えてみれば、プロデューサーって自分の名前がドンと出ることが多いから、責任を持って自分が満足できるものにするんだというのが分かるのです。なので、この経験は、その後の自分の制作活動にもすごくプラスになりました。


── 完成した作品(アルバム)もいい仕上がりに。

山本うん。すごくいい作品になったなって思いました。小さい音で聴いてもエネルギーの塊としてゴーン!と来る音なんですよね、このアルバムって。

──『Ⅲ』の楽曲も含めた内容でのライブになりますが、サウンドやアレンジはオリジナルを意識したものになりますか?

山本そうですね。もちろんオリジナルを意識して演奏するんだけど、これは僕がよく語るんですけど。リリースして40年、それぞれがVOW WOWを離れ、生活、人生、音楽的にもいろんな出来事があって、そしてその経験値を持った3人がまた当時の楽曲を演奏しても絶対にまったく同じにはならないんです。僕はそこにもっと新しいものとか、新しい深みとか、いろんなものが加味された楽曲になると思うんです。
ここから全曲やるかどうかは言えないんだけど、ずっと演奏してこなかった曲もあったりするかもしれないわけですよ(笑)。だから自分たちでも楽しみだよね。

── サポートメンバーがふたり参加されますが。

山本永井くんのベースはうねる感じがいいんですよ。うねりと滑らかさがあって、巨大な大蛇がリズムの下にいるような感じで。ドラムは今回、僕の息子の真央樹なんですが、息子だからというのではなく、ドラマー、音楽家としてあらゆる音楽に精通していて、オーケストラでも叩くし、フュージョンバンドもやってるし、ロックも完璧に叩けるので、これはちゃんと3人でオーディションして、みんなのコンセンサスを得て採用しました。── ご本人の反応はいかがでしたか?

山本それはそれは喜んでましたよ。『Ⅲ』に関しては幼稚園に通ってる頃から大好きで、鼻歌でも歌っていて、これを聴いて育ったという感じだったんです。
幼稚園児の頃はVOW WOWはなかったんだけど『Ⅲ』が一番好きだと言ってよく聴いてましたね。

── そんな親子共演もある今回の公演は東京と大阪での開催となりますが、東京公演は東京ガーデンシアターで。

山本実は、まだ行ったことがないんです。でも大きいんですよね。今年(2025年)1月にライブをしたのが東京ドームシティホールで、バルコニー席があったりして上からも見下ろせる感じだったんですけど、東京ガーデンシアターもそういう感じで巨大になった会場だと聞きました。まさかそんな大きなところでやれるとは思ってなかったです。去年ライブをしたクラブチッタ川崎のようなライブハウスで2デイズとかやればいいんじゃないかって。でも、東京ドームシティホールも2デイズやってソールドアウトになったということで、今回は大きな会場になりました。


── 確かに、去年や今年の1月のライブ会場よりもスケールアップしてます。

山本自分のソロのライブで全国を回っていると、「チケットが取れなかった」「観たかったのに抽選でハズれた」という声をたくさん聞きました。そんな話もあって、僕としては、昔から応援してくれている人を大事にしようと思って、空席が出来てもいいから、観たいと思ってくれる人全員が見に来れる会場にしました。大阪のなんばHatchはライブハウスなので、去年のクラブチッタのような雰囲気になると思います。東京と大阪、キャパが違う会場なので、聴こえ方も違ってくると思うので、もし両方来られる方がいればその違いも楽しんでもらえればと思っています。

── 楽しみにされているファンの方にメッセージをお願いします。

山本はい。こうやって今、『Ⅲ』から40年経って、“なんか3人ともあの時と同じかそれよりもすごいかもしんないよ”っていう評判もいっぱいもらってるので、そういう今のVOW WOWを見てもらいたいと思っています。
あと、来年(2026年)は僕がデビュー50周年なのでいろいろとアイデアを練っていますので、楽しみにしていてもらえればと思います。
VOW WOW・山本恭司インタビュー 奇跡の復活を果たし、次の舞台は東京ガーデンシアター&なんばHatch公演!【オフィシャルインタビュー】

<公演情報>
CITTA’WORKS PRESENTSSUPER LIVE 2026
VOW WOW『The 40 Years of VOW WOW Ⅲ Celebration』

1月16日(金) 東京ガーデンシアター
開場 18:00 / 開演 19:00

1月23日(金) 大阪・なんばHatch
開場 18:00 / 開演 19:00

◼︎チケット
前売(全席指定):13,000円(税込)
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=A8040075(https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=A8040075&afid=P66)

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