豪華俳優陣の競演で珠玉のミュージカルナンバーを ミュージカルコンサート『M.クンツェ&S.リーヴァイの世界~3rd Season~』本日開幕
『エリザベート』『モーツァルト!』などの人気ミュージカルで知られるソングライター・コンビ、ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイ。その珠玉のナンバーを、彼らの作品にゆかりの深い豪華キャスト陣が歌い上げるコンサートが、本日9月10日(日)から26日(火)までシアタークリエで開催される。好評を博した2010年の第1弾、2012年の第2弾に続く、実に11年ぶりとなる待望の第3弾だ。
クンツェ&リーヴァイの名を日本に知らしめたのは、実在したオーストリア皇后エリザベートの数奇な人生を、黄泉の帝王トートという架空の存在と絡めてドラマチックに描いた『エリザベート』。1996年にまず宝塚歌劇団によって日本初演され、2000年には東宝による男女混合キャスト版も誕生、以来いずれの形でも何度となく再演される大定番作品となった。それに続いたのが、作曲家モーツァルトを神に愛された天才ではなく、ひとりの苦悩する青年として描き出す『モーツァルト!』。こちらも2002年の日本初演以来、たびたび再演が重ねられている。
ここに『レベッカ』(2008年日本初演)を加えた3作は、日本版ならではの演出が施されてはいるものの、世界初演の地はウィーン。
一方、遠藤周作の小説が原作の『マリー・アントワネット』は2006年に、英国女王エリザベス1世の戴冠までを描く『レディ・ベス』は2014年に、ここ日本で世界初演の幕を開けた作品だ。クンツェ&リーヴァイはウィーンミュージカルの巨匠であると同時に、日本産ミュージカルの重要人物でもあるというわけだ。
以上5作からのミュージカルナンバーが披露される本コンサートに出演するのは、『エリザベート』宝塚版初代トートにして東宝版初代エリザベートの一路真輝(10~18日)、5作すべての出演経験を持ち『マリー・アントワネット』初演ではタイトルロールを務めた涼風真世(20~26日)、『エリザベート』宝塚版と東宝版で長きにわたりエリザベートを当たり役とした花總まり(同)を筆頭に、これまでの公演で主要な役を務めてきた俳優陣。またMCとして、盛り上げ上手の俳優として知られる原田優一が全回に出演する予定となっており、クンツェ&リーヴァイの壮麗な音楽に酔いしれるとともに、軽妙なトークが楽しめる場ともなりそうだ。文:熊田音子
<公演情報>
『M.クンツェ&S.リーヴァイの世界~3rd Season~』
2023年9月10日(日)~9月26日(火)
会場:東京・シアタークリエ
<歌唱予定作品>
『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』『レベッカ』『レディ・ベス』
<全公演回出演>
LE VELVETS / 小野田龍之介 / MC 原田優一
<9/10~18出演>
一路真輝 / 愛希れいか / 和音美桜(9/10、11のみ出演) / 新妻聖子(9/12~18のみ出演) / 古川雄大(9/10、11のみ出演)
<9/20~26出演>
涼風真世 / 花總まり / 昆夏美 / 城田優 / 田代万里生(9/20~22のみ出演) / 上口耕平
(9/23~26のみ出演)
彩花まり / 岩﨑亜希子 / 樺島麻美 / 島田彩 / 吉田萌美 / 安部誠司 / 後藤晋彦 / 武内耕 / 中山昇 / 横沢健司
公式サイト
https://www.tohostage.com/crea_musical/index.html