リュックと添い寝ごはん、アルバム『四季』リリースツアーファイナルを開催「当たり前を大切にしてほしい」
Photo:マスダレンゾ
リュックと添い寝ごはんが、全国ツアー『2nd album release tour “四季”』の最終公演を3月1日(水) にSHIBUYA CLUB QUATTROで開催した。
昨年11月にリリースされた彼らの2ndアルバム『四季』を提げた今回のツアーは、1月28日の愛知公演を皮切りに、宮城、福岡、大阪、北海道、東京と全国6都市をめぐるバンドにとって最大規模のツアー。東京公演はチケットが早々にソールドアウトし、場内満員での開催となった。
さざ波のようなSEとともに登場したメンバーがまず演奏を始めたのは、「渚とサンダルと」。Vo.松本ユウの穏やかな弾き語りからアップテンポなバンドサウンドへの急展開で観客のテンションを一気に上げる。その後、バンドの代名詞とも言える楽曲「青春日記」、そして「サマーブルーム」「PLAY」と矢継ぎ早にロックチューンが畳み掛けられ、序盤から会場は熱気で包まれた。
今回のツアーから声出しが解禁となったことで、大きく変わったバンドとファンが作り上げる空間。特に「everyday」での観客とのコールアンドレスポンスで生まれた大きな一体感は、コロナ禍でメジャーデビューをしたメンバーにとっても、ファンにとっても新鮮だったに違いない。
そんな一体感に身を任せるように、「ホリデイ」「東京少女」などのキャッチーでダンサブルな楽曲をつないでライブは中盤へ。アルバム『四季』から数曲を届けると、松本の「当たり前のことが突然当たり前じゃなくなることってあると思う。当たり前を大切にしてほしい」というMCから「みんなのうた」を披露。ライブ終盤では、「疾走」で興奮して飛び跳ねるファンたちに「グッバイトレイン」「Thank you for the Music」と怒涛のライブアンセムで会場を大きく揺らして本編を終了。
アンコールでは、当日誕生日を迎えたBa.堂免英敬に本人の顔が印字されたTシャツがプレゼントされるサプライズや、本ツアーで初めて導入されたくじ引きBOXからの「Thank you for the Music」再演など、会場に笑い声があふれる演出の後、「ほたるのうた」「home」とハートフルに最終公演を締めくくった。
なおファイナル公演のセットリストは、アンコールも含めてプレイリストとして公開されている。
Photo:マスダレンゾ
<公演情報>
リュックと添い寝ごはん 2nd album release tour "四季"
3月1日(水) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
OPEN18:00 / START19:00