坂本昌行が“もがき抜いた”渾身の舞台『るつぼ The Crucible』初日前会見コメント&舞台写真が到着
(撮影:田中亜紀)
舞台『るつぼ The Crucible』が2026年3月14日(土) に開幕する。このたび、開幕に先立ち実施されたプレスコールと初日前会見より、出演する坂本昌行、前田亜季、松崎祐介、瀧七海のコメントと舞台写真が到着した。
本作は、『セールスマンの死』『橋からの眺め』などで知られる劇作家アーサー・ミラーの代表作。1692年にマサチューセッツ州セイラムで実際に起きた「魔女裁判」を題材に、欲望と不安が渦巻く中、人々の間に疑心暗鬼が広がり、熱に浮かされた集団心理が“るつぼ”と化す様子を描く。1953年にトニー賞演劇作品賞を受賞して以来、世界各国で上演され続けている。
今回の上演では、今年9月から新国立劇場芸術監督に就任する上村聡史が演出を手がける。主人公のジョン・プロクター役を坂本が演じ、上村とは『Oslo(オスロ)』以来2度目のタッグを組む。そして、彼の妻であるエリザベス・プロクター役を前田、ジョン・ヘイル牧師役を松崎、魔女裁判の発端となる少女アビゲイル・ウィリアムズ役を瀧がそれぞれ演じる。
開幕を目前に控え、坂本は「どの作品もそうですが、僕はいつも稽古でもがいてもがいてもがききった末、初日では開き直って演じるスタンスなのですが、この作品の台本の厚さと重み、内容の深さを感じ、まだ不安で心配な気持ちが今もあります。お客様を目の前にしてその空気を感じながら、この円形のステージから届けられるものを全て届けたいと思います」と心境を吐露。作品の見どころについては、「17世紀に実際に行われた魔女裁判を題材にした今作は、集団心理の恐ろしさや人間の良心を描いた作品です。現代に通ずるところもあると思いますので、劇場でお待ちしております。『るつぼ』の台本に書かれている言葉ひとつひとつを信じ、お客様にお届けしていきます」とアピールした。
前田は「稽古でたくさんもがき苦しみ、葛藤しましたので、今は早く初日を迎えたいというわくわくした気持ちです」と胸の内を明かし、松崎は「誰ひとり欠けることなく千秋楽まで突っ走ります。ショーマストゴーオン!」と力強く宣言。瀧も「上村さんの演出に真摯に向き合い、全力で取り組むのみです」と意気込みを寄せた。
舞台『るつぼ The Crucible』は、2026年3月14日(土) から29日(日) まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、4月3日(金) から5日(日) まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、4月11日(土)・12日(日) に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールで上演される。
撮影:田中亜紀
<公演情報>
『るつぼ The Crucible』
『るつぼ The Crucible』メインビジュアル
作:アーサー・ミラー
翻訳:水谷八也
演出:上村聡史
出演:
坂本昌行、前田亜季、松崎祐介、瀧七海、
伊達暁、佐川和正、夏子、大滝寛、那須佐代子、大鷹明良、
斉藤直樹、内田健介、浅野令子、米山千陽、長村航希、武田知久、星初音、安藤ゆり、山本毬愛
【東京公演】
2026年3月14日(土)~29日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
【兵庫公演】
2026年4月3日(金)~5日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【愛知公演】
2026年4月11日(土)・12日(日)
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/rutsubo2026/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2564003&afid=P66)
舞台『るつぼ The Crucible』初日前会見のコメント全文
■坂本昌行
アーサー・ミラーの名作のひとつである『るつぼ』を上演できることを非常にうれしく思います。千秋楽まで全力で演じさせていただきます。
どの作品もそうですが、僕はいつも稽古でもがいてもがいてもがききった末、初日では開き直って演じるスタンスなのですが、この作品の台本の厚さと重み、内容の深さを感じ、まだ不安で心配な気持ちが今もあります。お客様を目の前にしてその空気を感じながら、この円形のステージから届けられるものを全て届けたいと思います。上村さんとは2度目になります。今作もそうですが、作品を拝見していると人間の奥底にある醜さや弱さを描いている印象があります。僕たちの理解できないことでも上村さんの言葉で聞くととてもわかりやすく、そして同じ歩幅で一緒に考えてくださることが非常にありがたいです。
日々の稽古が楽しく、毎日理解度が上がっていきました。
17世紀に実際に行われた魔女裁判を題材にした今作は、集団心理の恐ろしさや人間の良心を描いた作品です。現代に通ずるところもあると思いますので、劇場でお待ちしております。『るつぼ』の台本に書かれている言葉ひとつひとつを信じ、お客様にお届けしていきます。
■前田亜季
アーサー・ミラーの代表作である『るつぼ』には、今でも心に響く良い台詞がたくさんあります。言葉の持つ力が強い作品です。たくさんの人に観ていただきたいと思っています。
上村さんとご一緒するのは6作目になるのですが、いつも楽しそうに現場にいらっしゃるのが印象的です。
役者の声を柔軟に取り入れてくださり、稽古場でも楽しく豊かな時間を過ごせました。たまに挟むブラックユーモアも大好きです(笑)。
坂本さんとは初共演になり、はじめましてのときから頼りがいしかなかったです。稽古場でも進んでコミュニケーションを取ってくださり、今も第一印象から変わらず心から頼りにしております。
稽古でたくさんもがき苦しみ、葛藤しましたので、今は早く初日を迎えたいというわくわくした気持ちです。仲間を信じ、言葉を大切に伝えられればと思います。
■松崎祐介
今まで出演させていただいた作品はコメディが多かったので、僕にとっては初めてのチャレンジになります。実際に起きた物語を体現するということで、松崎の新しい引き出しを開けることになります。
この作品で抱いた新しい気持ちをそのままお客様に届けたいです。
稽古が始まる前までは上村さんのことを怖い方だと思っていたのですが、稽古場でご挨拶したらとてもまろやかな方でした!演劇に愛された方、という印象です。稽古場に入ると目の色が変わって、僕たちの目が届かないところまで演出してくださり、僕にはない脳を持っているなと思います。
僕はエンターテインメントの力を信じていて、お客様が席に座って観てくださることで初めてパズルが完成すると思っています。お客様の存在がエンタメをつなげるプロセスです。
誰ひとり欠けることなく千秋楽まで突っ走ります。ショーマストゴーオン!
■瀧七海
ここまでの道のりがあったからこそ、緊張がありつつも燃える胸の内があります。この素敵な戯曲が上村さんの演出のもと皆さんにどういった形で届くのか、とても楽しみです。
私は舞台への出演が2作目なのですが、舞台をイチから作り上げる瞬間を目の当たりにしたのは初めてです。上村さんは誠実で丁寧な方で、0.何秒までこだわる妥協を許さない姿に私も全力で応えたいと思わされる日々です。上村さんの演出に真摯に向き合い、全力で取り組むのみです。
関連リンク
公式サイト:
https://rutsubo2026.com/