櫻井海音&齊藤なぎさ『【推しの子】』実写に挑むプレッシャーを支えた”原作愛”
櫻井アクアとルビー、二人だけのシーンって意外とないんですよね。ルビーはアイドルグループ・B小町としての活動があって、アクアは俳優としての活動があったので。
齊藤たしかに、二人っきりってあんまりなかったね。
櫻井特に映画では、大変であり、かつ達成感のあるシーンがたくさん詰め込まれているので、そういうところも楽しみに観てほしいなと思っています。
ーー実際にアクアとルビーを演じてみて、この二人の魅力ってどんなところにあると思われましたか?
齊藤ルビーちゃんは明るくて天真爛漫だけど、さりなちゃんとして生きていたころに感じていた、いろいろなものが隠された爛漫さなんですよね。物語が進んでいくにつれて、彼女の二面性も垣間見えた気がします。でも基本的にはアイドルが好きで、とくにアイのことが大好きっていう芯の通った女の子。アクアに対してもちゃんと言いたいことを言う素直さもあるし、可愛らしい子だなと思います。
櫻井アクアを一言で表すなら「執着心」ですかね。目的に向かって真っ直ぐに、一人で一直線に進んでいく。それは欠点でもあるかもしれないけれど、僕自身にも近いものがあると感じていました。ただクールに、淡々と喋って、生きている。