ピアノ弾きの青年の人生が動き始める 『パリに見出されたピアニスト』冒頭映像公開
(c)Recifilms –TF1 Droits Audiovisuels –Everest Films –France 2 Cinema –Nexus Factory –Umedia 2018
生い立ちに恵まれず夢を持たずに生きてきた青年と、彼の才能を見出しピアニストに育てようとするふたりの大人たちの物語を描いた、9月27日(金)より公開の『パリに見出されたピアニスト』。この度、本作の冒頭映像が公開された。
本作は、音楽への情熱と愛に満ちたヒューマンドラマだ。ピアニストとして天賦の才能を持つ主人公マチューを演じるのは、イザベル・ユペールと共演した『アスファルト』でのみずみずしい演技が注目されたジュール・ベンシェトリ。祖父はフランスを代表する俳優ジャン=ルイ・トランティニャン、父は映画監督で俳優としても活躍するサミュエル・ベンシェトリ、そして母は女優の故マリー・トランティニャンという出自の仏映画界きっての新鋭が、満を持して初主演を務める。
そして、彼を見守り導いていく大人たちを実力派のランベール・ウィルソンとクリスティン・スコット・トーマスが好演。監督は、リュック・ベッソンやギョーム・カネの下で助監督として研鑽を積んできた俊英ルドヴィク・バーナードだ。
この度公開となったのは、本作のすべての始まりとなる、冒頭のシーン。
パリ、北駅に置かれた、“ご自由に演奏を”という看板が掲げられた1台のピアノ。自分の世界に浸りながら演奏している主人公マチューの姿を、音楽学校でディレクターを務めるピエールが目にし、その旋律に驚愕する表情を浮かべるも、マチューは警察官に追われて逃げ出してしまうという場面だ。
マチューが弾いているのは、『J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻-第2番ハ短調BWV 847』。“ピアニストの旧約聖書”との異名を持つ、最高のピアニストたちさえもひれ伏す練習曲と言われる難曲で、これを弾きこなすことができるマチューは相当のピアノ演奏の技術の持ち主であることが示されている。その姿はカジュアルな、まさに今の若者そのもので、しかも警察官に追われるということは何かしらの問題を抱えていそう。クラシックという高尚なものとみなされがちなジャンルと、マチューの置かれている環境のギャップも印象的だ。すべての始まりとなる重要なシーンであり、なおかつ本作のもうひとつの登場人物であるクラシックの美しい音色を堪能することができる。美しいクラシックの調べが織り成す音楽への情熱と愛に満ちた感動のドラマとして相応しい、明るくドラマティックなシーンとなっている。
『パリに見出されたピアニスト』
9月27日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
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