【峯田和伸ロングインタビュー】『越年 Lovers』撮影裏話や大好きな映画・音楽の話まで
撮影:稲澤 朝博
台湾のグオ・チェンディ監督が、感銘を受けた岡本かの子の短編小説集をベースに、年越しのマレーシア、日本、台湾の3組の男女が織り成す不器用な恋愛の行方を描いたラブストーリー『越年 Lovers』。
大晦日の山形が舞台の日本編に出演し、故郷の山形で、同じ山形出身の橋本マナミと山形弁での恋模様を味わい深く体現した峯田和伸を直撃!
撮影に入る前のプライベートの出来事から撮影の裏話、仕事のスタンス、大好きな映画や音楽の話までたっぷり聞いちゃいました。
『越年 Lovers』 (C)2019映画「越年」パートナーズ
インタビューは思いがけない告白から始まった
幼馴染みの太郎から「恋人の碧(橋本マナミ)から別れることになった」という報せをもらった寛一は、その電話をきっかけに大晦日の故郷・山形に久しぶりに帰ってくる。
ところが、太郎は不在。代わりに思いがけない形で、初恋の相手だった碧と数十年ぶりに再会することになるが……。
そんな数十年越しの恋を見つめた『越年 Lovers』の日本編で、主人公の寛一を等身大で演じた峯田和伸。そのインタビューは思いがけない告白から始まった。
――今回のオファーを最初に聞いたときはどう思われました?
地元の山形に出向き、そこで撮影するということを僕はいままで経験したことがなかったので、山形出身の役者同士が山形弁のセリフを喋る設定にまずは惹かれました。