神はサイコロを振らない、ツアー『事象の地平線』ファイナルにRin音がサプライズ登場 全国5都市を巡るZeppツアー発表
Photo:Viola Kam (V’z Twinkle)
神はサイコロを振らないが、ライブツアー『Live Tour 2022「事象の地平線」』のファイナル公演をメジャーデビュー2周年記念日となる7月17日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催した。
本ツアーのために「事象の地平線」をイメージしてボーカル柳田周作が制作したオープニングSE曲が鳴り響き、照明演出が濃く彩る中、観客の拍手喝采に包まれながらメンバー1人1人が登場。ギター吉田喜一、ベース桐木岳貢、ドラム黒川亮介が揃うとインストゥルメンタルのパフォーマンスが始まり、会場の熱が高まる中、柳田が登場し、「タイムファクター」を披露すると一気に会場のボルテージはMAXに。会場を神サイの世界観に包み込み、立て続けに「1on1」「クロノグラフ彗星」とアップテンポの人気曲をパフォーマンスし、場内をヒートアップさせた。
冒頭のMCで柳田は「みなさん、一瞬たりとも目を離さずに皆さんの記憶に焼き付けて行ってください!」と煽ると、「少年よ永遠に」をはじめ、インディーズ時代の楽曲「illumination」、メジャーデビュー曲であり夏唄としても人気の高い「泡沫花火」を、メジャーデビュー2周年を迎えたこの日に応援し続けてくれたファンへの感謝の気持ちとともに披露した。
柳田周作
吉田喜一
ライブ中盤では柳田の呼び込みでRin音がサプライズで登場。大歓声に包まれながら、神はサイコロを振らない×Rin音「六畳の電波塔」をコラボで初披露。楽曲オープニングではそれまで背負っていたバックドロップ幕のセンターに大きく記されたツアーロゴがレーザーで染まり切ったところで幕が振り落とされ、巨大な照明トラスが出現するという演出でRin音のゲスト出演も大いに盛り上げたが、若手アーティスト2組がそれぞれの観点から争い事の絶えないこの世界に疑問を投げかけ、愛と平和を願い、世界を変えようと歌う姿が観客を何よりも魅了していた。
Rin音
その後も「愛のけだもの」「夜永唄」「あなただけ」「イリーガル・ゲーム」と終盤に向けての世界観を作り上げていき、観客をよりディープな世界に引き込んでいく。「揺らめいて候」では観客と共にハンドクラップ&レスポンスを展開し、場内の一体感を一層高めた。
黒川亮介
そして、TVアニメ『アオアシ』第2クールのエンディングテーマ曲「カラー・リリィの恋文」をパフォーマンス。浮遊感のあるサウンドと伸びやかな歌声が重なり、場内に夏風が吹いたような感覚に包まれた。
本編ラストのMCでは柳田が「メジャーデビュー2周年の日に、こうしてここでライブができて幸せです。ありがとうございます!」「時折プレッシャーに押しつぶされそうになる時もあるけど、ここにいるみんなのおかげで、僕ら4人は音楽をやれています。その感謝を伝えるためのツアーでもありました。こうやってライブをすれば、みんなが温かい目で迎え入れてくれるし、僕らが音楽をリリースすれば、みんながSNSで良かったとか、この曲に生かされてます、とか伝えてくれます。
僕らにとってはそれこそが生きがいです。」「心がどうしても悲しくなった時、心がどうしても辛くなった時、そんな時に僕らの音楽がみんなのそばにいてくれたらなと思います。」「どうか生きてください。生きてくれたら、また会えます!」と心からのメッセージを伝えた。
桐木岳貢
その後「未来永劫」を披露し、生バンドのライブならではの高揚感に包まれた。本編最後には雨と涙を表現する映像演出の中「僕だけが失敗作みたいで」を披露。語り掛けるような柳田の歌声が、観客の感情を揺さぶった。
アンコールでは、インディーズ時代の楽曲をこれでもかと連続で披露。これまで全公演で披露されてきた「LOVE」では場内にLOVE&PEACEを願うウイングハートが舞い、「巡る巡る」では全身全霊のパフォーマンスを見せるメンバーに呼応したかのように、会場を埋め尽くしたファンが全身全霊のジャンプをしながら、一体感を作り上げてライブを締めくくった。
パフォーマンスを全て終了した後、来年1月から2月にかけて全国のZeppを巡るライブツアー『Zepp Tour 2023「雪融けを願う飛行船」』の開催が発表され、会場は歓喜の拍手に。
さらに「六畳の電波塔」MVのドキュメンタリーとインタビュー映像も公開された。
Photo:Viola Kam (V’z Twinkle)
神はサイコロを振らない×Rin音「六畳の電波塔」MV Document&Interview映像
<公演情報>
神はサイコロを振らない Live Tour 2022『事象の地平線』
7月17日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA