【おとな向け映画ガイド】志村けんから沢田研二へ『キネマの神様』、金と夢を取り戻せ!『明日に向かって笑え!』をご紹介。
【おとな向け映画ガイド】
志村けんから沢田研二へ『キネマの神様』、金と夢を取り戻せ!『明日に向かって笑え!』をご紹介。
ぴあ編集部 坂口英明
21/8/1(日)
植草信和さんの水先案内をもっと見る(https://bit.ly/3xdS3en)
平辻哲也さん(映画ジャーナリスト)
「……沢田研二は、そのバトンを受け取り、志村さんの思いをまといながらの演技を見せる。……沢田なしに、この映画は成立しなかった。その決断には拍手を送りたい。……」
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笠井信輔さん(フリーアナウンサー)
「……涙なしには観られないクライマックスに、これは山田監督の今は亡き奥様に対するラブレターなのではないかと強く感じた。」
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(C)2020「キネマの神様」製作委員会
正直者たちがリベンジ! 『明日に向かって笑え!』
「アルゼンチン版“オーシャンズ11”」と紹介されることもありますが、そんなにカッコよくありません。ごく普通のおじさんおばさんによる金庫強盗です。でも、だからこそ痛快! 本国アルゼンチンで公開年1位の大ヒットとなった、実に楽しいエンタテインメント映画なのです。
2001年。元サッカー選手、いまは細々とガソリンスタンドを経営する主人公フェルミンが、友人たちと農業協同組合を作ろうと、なけなしの金をかき集め、銀行に預けるのですが、国が金融危機に陥り口座が凍結してしまいます。
ところが、事態に便乗した銀行の支店長と悪徳弁護士がその預金を奪い取ったことを知り、リベンジ大作戦を企てるのです。
脚本を担当したエドゥアルド・サチェリの原作小説を映画化。監督はセバスティアン・ボレンステインです。主人公のフェルミン役はアルゼンチンを代表する名優でプロデューサーでもあるリカルド・ダリン。彼をはじめ、ほとんどのキャストが60〜70代の実力派です。それぞれの積み重ねてきた“知恵”や“技術”がこの大作戦に結集します。あんがい陽気に、まるでサッカーのゲームのように、金庫奪還に挑む、というコメディタッチの展開が、確かに、ちょっと荒削りな『オーシャンズ11』を観ているようです。
【ぴあ水先案内から】
野村正昭さん(映画評論家)
「……アテにならない政府や悪徳エリートを叩きのめす、ストレス解消に最適」
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(C)2019 CAPITAL INTELECTUAL S.A./KENYA FILMS/MOD Pictures S.L.
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