『伊藤 蘭 〜Over the Moon〜』ツアー初日オフィシャルレポート「私とキャンディーズは切っても切れない」
では、楽曲のイメージに合わせた白と赤の照明が輝く中、伊藤蘭が歓声に応えるように客席を指さして歌唱。続く「恋するリボルバー」では、江渡大悟の軽快なギターのカッティングや、ペンライトを振りながらコーラスワークを行う渡部沙智子と高柳千野にも観客が湧き立った。
この日、最初のMCでは伊藤蘭が「ほんま、おおきにです!」と関西弁で挨拶。さらに「大阪にふさわしいアニマル柄の衣装で攻めてみました。大阪のおっちゃん、おばちゃんには負けへんで!」と闘争心を燃やすと、拍手笑いが起こった。また「朝ドラの『ブギウギ』(2023年/NHK)ではうちの趣里が、その節はお世話になりました」と娘である女優の趣里が大阪ロケで滞在していたことも話題に挙げ会場を和ませた。
ここからは、5月29日の東京・EXシアター六本木での公演『伊藤 蘭 Special Premium Live ~Don’t Stop The Music!~』で初めて奏でられたキャンディーズの名曲のリアレンジナンバーのブロックへ。伊藤蘭のハイトーンボイスが美しい「アン・ドゥ・トロワ」、エネルギーを全面に押し出す歌声が迫力十分の「やさしい悪魔」。
そして1978年のキャンディーズの解散コンサート『キャンディーズ ファイナル・カーニバル』以来46年ぶりに歌唱された楽曲も披露した。