くらし情報『流麻二果、4年ぶりとなる日本での個展『その光に色を見る Spectrum of Vivid Moments』開催』

2022年4月10日 12:00

流麻二果、4年ぶりとなる日本での個展『その光に色を見る Spectrum of Vivid Moments』開催

「曖昧の眼/More Than Meets the Eye」 2022 Oil on canvas 130.0x194.0cm PhotoKATO ken


流麻二果の展覧会『その光に色を見る Spectrum of Vivid Moments』が4月22日(金)から5月29日(日)まで開催される。

「色彩の作家」と呼ばれる流の多彩な絵画。鮮やかでありながら淡い色彩を持ち、透明感と陰影が重なり合う特有の質感を生み出している。

近年は、2018年のポーラ美術館アトリウムギャラリーでの個展で、ポーラ美術館所蔵の印象派絵画を解釈・再構成した作品を制作。それをきっかけに、伝統的な絵画における色彩を丁寧に追体験しながら、新たな解釈と再構成として色を何層にも塗り重ねた絵画のシリーズ「色の跡」に取り組んでいる。

そのなかでも本展では、2020年の練馬区立美術館『再構築 Re Construction』展で発表した「女性作家の色の跡」シリーズの新作を展示。

画家を目指した近代女性作家たちは、家庭を優先するために制作を諦めたり、また制作を続けたとしても、女性であるということから活躍の機会が少なかった。それは現代の女性にも通じるものがあると流は考える。


もし彼女たちが現代や未来に生きていたら、作家としてどのような活動をしたのだろうかと想像し、日本における女性の生き方、作家としての生き方を歴史と共に見直し、それを未来に繋げていきたいという想いから制作されたという作品に注目だ。

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