2022年4月25日 18:00
江戸の町を忠実に再現したバーチャル空間で、アイテムを集めながら町歩きを楽しめるアプリ「ハイパー江戸博」ついに誕生!
大規模改修工事のため、今年4月から2025年度中までの予定で長期休館に入った江戸東京博物館。同館がゲーム制作会社と共同で開発したゲームエンジン搭載の体験型アプリ「ハイパー江戸博」が4月22日(金)にリリース。同日、その制作発表会が行われた。
「ハイパー江戸博」は、東京都の文化施設が有する収蔵品をはじめとする文化資源をデジタル化して記録・保存し、多様な形態での鑑賞体験を提供する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環として開発されたもの。博物館が提供するものとしては、ゲームエンジンを本格利用した日本初の体験型アプリとなる。
江戸東京博物館の中村座前で行われた制作発表会の様子
驚くべきは、ゲームの舞台となる江戸・両国橋付近の街並みが、江戸東京博物館で常設展示されていた「両国橋西詰模型」などの資料をもとに、3DCGで完全再現されていること。さらに浮世絵や歴史資料などをもとにリアルに再現された建物や登場人物たちが町中に散りばめられており、ユーザーは江戸時代の少年「えどはくん」となって、活気あふれる江戸の町に没入し、自由に散策することができる。
3DCGで再現された両国橋付近の風景
「両国橋西詰模型」