くらし情報『アンセル・エルゴート&渡辺謙、『TOKYO VICE Season2』は「演じている僕らが脚本を読んで驚いた」』

2024年4月6日 12:00

アンセル・エルゴート&渡辺謙、『TOKYO VICE Season2』は「演じている僕らが脚本を読んで驚いた」

(渡辺)

アンセル・エルゴート&渡辺謙、『TOKYO VICE Season2』は「演じている僕らが脚本を読んで驚いた」


ふたりは本作の舞台が現在ではなく、1990年代であることも重要だと考えている。渡辺は「現代のようなすべてがデジタルで括られていない時代の面白さが、すべてのキャラクターに埋まっているんだと思う」と語る。

「クライムサスペンスというのは、必ずどこかに現実の社会を反映していますから、この作品では90年代の日本であり、世界が投影されている。言ってしまえば、90年代はまだアナログな時代ですよね」(渡辺)

「90年代にはまだスマートフォンがないですから、どこかに出かければ地図を見ていたわけですし、ニュースが知りたければ新聞が必要になります。つまり、私が演じた新聞記者の仕事は、今よりもずっと大きなものだったと思います。テレビはありましたけど、SNSはまだなかった時代ですから、ジェイクのような新聞記者の仕事は、今以上に大事だったのではないかと思います」(エルゴート)

「記者が“足で稼ぐ”時代ですよね。それは刑事も同じで、当時から科学捜査はありましたけど、新聞記者も刑事も靴底をすり減らして泥臭く足で稼ぐ時代だったと思います」(渡辺)

キャラクターの造形が深いから
脚本を読んでいても、演じていても面白い

どの登場人物も現代よりも混沌とした90年代の東京で生き残るために行動し、時には相手を利用し、罠にかけ、ある時には危険と分かっていても黒い渦の中に身を投じる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.