ディレクターが語る東京フィルメックス「良い映画を上映する。それが普通の映画祭」
世界の秀作・傑作を上映する映画ファン恒例の映画祭、東京フィルメックスが23日(土)に開幕する。本映画祭はついに今年、25回目を迎えるが、映画祭のプログラム・ディレクターを務める神谷直希氏は本映画祭の最大の目的は「普通の映画祭をやる」ことだという。
2000年にスタートした東京フィルメックスはアジアを中心とした世界各地の作品を紹介し、映画ファンの支持を集めてきた。初回はル テアトル銀座で開催され、第2回から昨年まで有楽町朝日ホールがメイン会場だったが、今年は初めて丸の内TOEIがメイン会場になる。
「ここ2、3年、会場を変更することも選択肢のひとつだと思っていて、丸の内TOEIさんとも話をしていました。有楽町朝日ホールの良さもあるんです。ロビーのスペースも広くて、控室や舞台もありますし。ただ、映画祭には適正なサイズがあるんじゃないかとずっと考えています。
フィルメックスにとって適正な席数を考えると、上映作品にもよりますが、丸の内TOEIぐらいの席数(511席)がいいんじゃないかという話をスタッフともしていて、これからも会場についてはサイズと映画を上映する環境を大事にしたいとは思っています。