新しいメロディックパンクの形 3ピースバンドKUZIRA、1stフルアルバム『Superspin』リリース
KUZIRAが初のフルアルバム『Superspin』を5月26日(水)に発売する。
KUZIRAは、2017年に岐阜県で結成されたロックバンド。メンバーの脱退を経て2021年3月より末武竜之介(Vo&G)、熊野和也(Ba&Vo)、シャー:D(Dr)の体制となる。末武のハイトーンボイスにキャッチーなメロディ、自由奔放なライブで結成わずか4年でライブハウスシーンを席巻し、ライブハウスに足繁く通う音楽ファンの間ではすでに驚異的な人気を誇る。
フルアルバムを通して輝くのはメロディックパンクを背骨にしながら、定型を突き破っていく奔放なソングライティングだ。口ずさみやすい『Spin』や、熊野がリードボーカルを取る『Throw Your Cell Away』、『Speak Up』では末武とは別の表情をみせ、その幅の広さが今後も彼らの武器になるだろう。
『Together Forever』は弾き語りからシンガロングパート、跳ねたビートに乗ったかと思うと、超唐突にスカパートへ移行。さらにクライマックスではテンポを落として、ダビーなリズムで曲を締める。
唐突に唐突を重ねていく楽曲だが、それを2分でまとめ上げる身体能力に、彼らの非凡さと、面白さなど、新しいメロディックパンクの形が垣間見えるのだ。