2023年9月4日 18:00
『Grasshopper vol.16』ライティライト×アスノポラリス×藍色アポロ 日々の憂さを一気に晴らす!爽快な気分になるための処方箋を聴け【レポート】
フロアではサビで多くの人が拳を突き上げていた。
ギターソロの存在感が大きいこの曲では、サポートとして控えめに弾いていた飯村(G)が、ステージ前に出てしっかりと魅せた。
「こういう素敵な日に恥じないバンドにどんどん僕らなっていきたいと思っています」と真面目な思いを吐露する。『ある春の日』では、ギターのブリッジミュートに合わせて、観客の手拍子が鳴り出す。淡い恋愛の記憶を綴った歌だ。転調に合わせて観客の拳が上がり、ラストに向けてギアを上げていく。
最後の1曲は『メタ』。シンバルの全力4カウントから、ラストにぴったりの勢いある曲が始まった。音圧に負けない、はうの大きくて通る声が響き渡った。しっかりと深くお辞儀をした彼らに、大きな拍手が送られた。
アスノポラリス
4人がドラムのもとに集まり、円陣を組む。真っ赤なTシャツが映える落岩勇弥(Vo/G)が「初めましてDaisyBar!広島からアスノポラリスです、よろしくお願いしまーす!!」と元気よく呼びかける。メンバーと観客全員で「1!2!3!4!」と声を揃えて叫ぶと、1曲目『ささくれ』が始まった。
どこかレトロで暖かい雰囲気を醸し出す音楽と、全員でシンガロングをする明るく楽しそうな雰囲気が共存した、最強のステージに早速魅入ってしまった。