名優ホアキン・フェニックスが語る衝撃作『ジョーカー』
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現代の映画界で新作が待たれている名優は何人か存在するが、ホアキン・フェニックスは間違いなくそのリストの上位に名が刻まれている。数々の作品で重厚な演技を見せ、次はどんな役を選ぶのか、次はどの監督とタッグを組むのか映画ファンは気になっているはずだ。そんな中、彼は『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス監督と新作に挑んだ。心優しい男が“悪のカリスマ”へと変貌を遂げる衝撃的な物語『ジョーカー』だ。
全世界の映画ファンを驚かせ、同時に脱力させた“俳優廃業&ラッパー転向事件(後に演技だったと判明)”を挟んではいるものの、ホアキン・フェニックスはキャリアを通じてシリアスで重厚、作家性の高い作品を選んで出演してきた。「僕は主にフィルムメーカーに惹かれるんだ。僕にとって良い役者と偉大な役者の違いはそこにある。大事なのは偉大なフィルムメーカーだよ。
だから作品を選択をする時、フィルムメーカーの存在が僕を動機づけているんだと思うよ」
ポール・トーマス・アンダーソン、スパイク・ジョーンズ、リン・ラムジー、そしてジェームズ・グレイ……確かに彼は“どの監督と組むか?”を重視している。