インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する「Cultural Future Camp」 その集大成となる公開フォーラムが2月20日オンラインにて開催
聴覚・視覚に障害のある人を対象とした国内唯一の国立大学である筑波技術大学と(公財)東京都歴史文化財団とが協働し行われている「Cultural Future Camp:インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する」。⽂化芸術表現に必要なアクセシビリティ・コーディネートと、⽂化施設を中核とした共⽣社会の実現について考えていくことを目的とし、昨年11月よりさまざまなプログラムを展開している。
2021年11月~2022年1月まで全3回にわたって行われたオープン・レクチャーでは、文化施設が合理的配慮に取り組むうえで重要となる知識や、 情報保障学を通じた芸術文化活動に関する研究、 これからのインクルーシブ・ミュージアムのあり方などについて、国内外から講師を迎え、さまざまな事例とともに紹介された。
オープン・レクチャーをふまえて、2月17日(木)~20日(日)に行われる短期集中ワークショップでは、五感を活用した芸術文化鑑賞体験の創造をテーマに、 デザインの専門家や芸術文化活動従事者、障害当事者などを対象に、公募で選抜した20名の参加者が協働で、芸術文化の新しい楽しみ方の開発に取り組んでいく。最終日の20日(日)には、その成果発表をオンラインZoomにて公開フォーラムとして開催。「音楽(楽器インタフェース)」「身体表現」「ゲーム」「テクタイル(触覚技術)」「字幕」という5つのテーマのもとに、20名の参加者が、多彩なジャンルから迎えた講師とファシリテーターとともに共創した、新しい芸術文化の楽しみ方のアイデアが、発表、共有される。
公開フォーラムは誰でも無料で視聴可能(要申込)。共生社会の実現に向けて、わたしたちにできることは何か、改めて考える好機となるだろう。
■「Cultural Future Camp:インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する」公開フォーラム(成果発表)
【開催概要】
日時:2022年2月20日(日)13:00~16:30
オンラインZoom開催[要申込 / 参加無料]
https://culturalfuturecamp0220.peatix.com/
申込締切:2月19日(土)12:00
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