呪われた企画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』を実現させたのは、監督の“熱い想い”
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『未来世紀ブラジル』、『12モンキーズ』などの鬼才テリー・ギリアム監督が映画化を切望するも、主演俳優が腰痛や病に倒れたり、資金破綻と9回の頓挫を繰り返し、30年もの間製作が実現しなかったことで、“呪われた企画”とすら呼ばれたドン・キホーテ映画が、ついに劇場公開までこぎつけた。題して、『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』。
そんな映画企画に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のアダム・ドライバー、『天才作家の妻 40年目の真実』のジョナサン・プライス、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコなど、このタイミングだからこそ選ばれた出演陣が集った。
主人公は、アダム・ドライバー演じる、仕事への情熱を失ったCM監督のトビー。彼はスペインの田舎で撮影中のある日、スペインの古典小説を題材に、学生時代に撮影して賞を獲った自作『ドン・キホーテを殺した男』を思い出す。