くらし情報『香取慎吾主演、寺山修司の空想が劇場を駆け巡る『テラヤマキャバレー』』

2024年2月14日 07:00

香取慎吾主演、寺山修司の空想が劇場を駆け巡る『テラヤマキャバレー』

『テラヤマキャバレー』より (撮影:岡千里)

(撮影:岡千里)



劇作家、演出家、歌人、映画監督、テレビディレクター……。ジャンルを超えて活躍し、今もなお人々に影響を与え続ける寺山修司。昨年没後40周年を迎えた彼を題材にした舞台『テラヤマキャバレー』が2月9日(金)、東京・日生劇場で幕を開けた。

自身の団体「ゆうめい」の作品も注目を集める気鋭の劇作家、池田亮が脚本を担当し、世界的な演出家、デヴィッド・ルヴォーが演出を務める本作は、「もし寺山が今生きていたら、何を思い、何を表現したのか」に思いを馳せて作られた音楽劇。舞台は生と死が交錯するキャバレーで、寺山が詞を手掛けた昭和の名曲を織り交ぜて物語が展開していく。


香取慎吾主演、寺山修司の空想が劇場を駆け巡る『テラヤマキャバレー』

香取慎吾主演、寺山修司の空想が劇場を駆け巡る『テラヤマキャバレー』


真紅の幕がかけられた舞台に、黒いトレンチコートに身を包んだ寺山修司(香取慎吾)が現れる。夢の中のキャバレーで劇団員たちに名前をつけた寺山は、芝居『手紙』のリハーサルを始める。そこにやってくるのは白いトレンチコートをまとった「死」(凪七瑠海)。自分を連れていこうとする「死」に寺山が抵抗すると、「死」は過去や未来に行くことができる3本のマッチを与え、日が昇るまでの時間を猶予として与える代わりに「感動する芝居を見せてくれ」

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