2022年3月24日 07:00
中島健人のエネルギーの元は?「辛いことや失敗したことをチャンスに変えて」
少し離れた視点で見てみるとどうだろう。病を患っている恋人。もし中島が晴人だったら、美咲だったらどうするだろうか。
「晴人だったら、傷つけないようにそっと寄り添う、かな。
美咲さんの立場だったら……恋愛している相手がいるのであれば、素直に病のことを言うかもしれません。ある程度、けじめをつけないといけないかもしれないし、話すことで献身的に支えてくれるのかもしれないし。
ああいう病を患ったら、自暴自棄になっちゃうかもしれないですね。だから、周りの方に常日頃から感謝していく時間が増えるんじゃないかな、と思います」
撮影期間は3カ月。
その間、アイドルの中島健人と、役者・中島健人を行き来することになる。晴人としての気持ちが途切れる危険性もあった。が、中島は「この作品に関しては本当に途切れさせたくなかった」と真剣なまなざしで語った。
「それぐらい思いが強かったというか。切り替えちゃいけないと思ってたんですよね。
役者の先輩はやっぱり切り替えが大事って言うんですけど、そのロジックがこの作品についてはちょっと通用しないというか。だから、常日頃から春の曲を聴いたりしていてました。
撮影中の春のSEASONに流れていたAwesome City Clubさんの『勿忘』もそうですし……そののちの僕の主演ドラマのオープニング曲になったんですよね、Awesome City Clubさんの曲が。