『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』2025年から大阪、東京、愛知で順次開催!
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の作品が、今日までどのようにして伝えられてきたのか。ゴッホの家族が受け継いできたコレクションに焦点を当てた展覧会『ゴッホ展家族がつないだ画家の夢』が、2025年から2026年にかけて大阪市立美術館、東京都美術館、愛知県美術館で順次開催される。
フィンセント・ファン・ゴッホ 《グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶》 1886年8-9月油彩、カンヴァス46.5×38.4cmファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
同展は、ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てた日本初の展覧会となる。フィンセントの画業を支え大部分の作品を保管していた弟のテオは、兄の死の半年後に生涯を閉じ、膨大なコレクションは、テオの妻、ヨーが管理することとなった。ヨーは、義兄の名声を高めることに人生を捧げ、作品を展覧会に貸し出し、販売し、膨大な手紙を整理して出版。さらに、その息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないため、フィンセント・ファン・ゴッホ財団をつくり、美術館の設立に尽力した。