くらし情報『同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志したふたりの足跡を展観『ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎』7月30日より開催』

2022年7月15日 12:00

同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志したふたりの足跡を展観『ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎』7月30日より開催

坂本繁二郎《放牧三馬》1932年石橋財団アーティゾン美術館蔵


現在の福岡県久留米市に生まれ、同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志した青木繁(1882-1911)と坂本繁二郎(1882-1969)の画業を展観する『生誕140年ふたつの旅青木繁×坂本繁二郎』が、アーティゾン美術館にて7月30日(土)より開催される。

青木は東京美術学校(現東京藝術大学)在学中に画壇にデビュー。美術と文学において浪漫主義的風潮が高まる時代のなか、《海の幸》(1904年)で注目を集め、若くして評価される。しかし、華々しい活躍は続かず、その後九州各地を放浪。28歳で夭折。短い生涯を終えた。

一方、坂本は青木に触発されて上京。数年遅れてデビューを果たし、1921年、39歳でパリ留学。
1924年に福岡へ戻り、87歳で亡くなるまで長きにわたって、馬、静物、月などを題材にこつこつと制作に励んだ。上京前、小学校の代用教員を務めていた坂本は、石橋財団の創設者・石橋正二郎に美術を教えていたという縁もあり、石橋は坂本の薦めで青木繁の作品収集を始めたという。

青木繁と坂本繁二郎の二人展が開催されるのは1956年に開かれた『青木繁・坂本繁二郎作品展覧会』(旧石橋美術館)以来、66年振りのこと。

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