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ドナルド・ジャッドが築いたテキサスの聖地「マーファ」の全貌に迫る 『ジャッド|マーファ展』ワタリウム美術館で2月15日から

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ドナルド・ジャッドが築いたテキサスの聖地「マーファ」の全貌に迫る 『ジャッド|マーファ展』ワタリウム美術館で2月15日から

Photo Jamie Dearing (C) Judd Foundation. Jamie Dearing Papers, Judd Foundation Archives, Marfa, Texas. Donald Judd Art (C) 2026 Judd Foundation/ARS, NY/JASPAR, Tokyo.



20世紀の最も重要なアーティストとして革新的なアイデアと作品を発表し、アート、建築、デザインの分野に刺激を与えてきたドナルド・ジャッド。1970年代にニューヨークを離れ、メキシコにほど近いテキサス州の町マーファに移り住んだ彼の作品群と、彼がマーファに残した空間を紹介する展覧会が、2月15日(日)から6月7日(日)まで、東京・渋谷区のワタリウム美術館で開催される。

ドナルド・ジャッドが築いたテキサスの聖地「マーファ」の全貌に迫る 『ジャッド|マーファ展』ワタリウム美術館で2月15日から

《15点の無題の作品》1980–1984年コンクリートチナティ財団、テキサス州マーファ Permanent collection, The Chinati Foundation, Marfa, Texas. Photo by Florian Holzherr, courtesy The Chinati Foundation. Donald Judd Art (C) 2026 Judd Foundation/ARS, NY/JASPAR, Tokyo.
当初は抽象表現主義や同世代の作家から影響を受けたジャッド(1928-1994)は、画家として活動をスタートさせるが、1960年代には立体作品の制作へと向かっていった。一方、70年代にマーファに移り住むと、町に残る建物を生活の場、制作の場としてつくり変え、さらにチナティ財団を設立して、自身の作品やダン・フレイヴィン、ジョン・チェンバレン、イリヤ・カバコフなどの作家の作品の恒久的な展示スペースを構築する。ジャッドがこの地で追求し続けた空間は、半世紀の時を経た今も、彼が意図したままの姿でマーファにあり続けている。

ドナルド・ジャッドが築いたテキサスの聖地「マーファ」の全貌に迫る 『ジャッド|マーファ展』ワタリウム美術館で2月15日から

《無題》1955年キャンバスに油彩ジャッド財団蔵
Donald Judd Art (C) 2026 Judd Foundation/ARS,NY/JASPAR, Tokyo.
今回の展覧会は、そのジャッドの作品を展示するとともに、彼がマーファに残した空間について、ドローイング、図面、映像、資料を通して紹介するものだ。1950年代に制作された絵画の一部は日本初公開で、風景のような具体的なものを対象とした作品が徐々に抽象化され、自然界の形や色彩が強調されていった過程を見ることができる。また、立体作品では、60年代半ばから70年代の作品に加え、10個のユニットが垂直に設置される「スタック」と呼ばれる90年代の代表的作品も展観される。


ドナルド・ジャッドが築いたテキサスの聖地「マーファ」の全貌に迫る 『ジャッド|マーファ展』ワタリウム美術館で2月15日から

《ウェルフェア・アイランド》1956年キャンバスに油彩ジャッド財団蔵
Donald Judd Art (C) 2026 Judd Foundation/ARS, NY/JASPAR, Tokyo.
なお、ワタリウム美術館は、創設者の和多利志津子が1978年にジャッドを初めて日本に招聘し、「ジャッド展」を開催した館だ。今回は、当時の展覧会の資料やカタログに加え、その際に収蔵された作品やドローイングも並ぶ。

ドナルド・ジャッドが築いたテキサスの聖地「マーファ」の全貌に迫る 『ジャッド|マーファ展』ワタリウム美術館で2月15日から

《無題》 1991年陽極処理したアルミニウム、黄色に透明な琥珀色のプレキシグラスジャッド財団蔵
Donald Judd Art (C) 2026 Judd Foundation/ARS, NY/JASPAR, Tokyo.
ジャッドは、マーファについて、「この場所は主にアートの設置のためであり、既存の状況に組み込める私自身の建築のためであり、仕事のためであり、そして全体として私の生きるための考えのためである。マーファにあるこの場所の主な目的は、アートの真剣で恒久的な展示である」(「マーファ, テキサス」1985より)と語っていたという。アートと展示がもつ完全性に対して強い信念を抱いていたジャッドのマーファでの実践に、作品と資料類の数々を通じてふれてみたい。

<開催情報>
『ジャッド|マーファ展』

会期:2026年2月15日(日)~ 6月7日(日)
会場:ワタリウム美術館
時間:11:00~19:00
休館日:月曜(※ただし2月23日(月)、5月4日(月)は開館)
料金:大人 1,500円、大人ペア 2,600円、学生(25歳以下)・高校生・70歳以上の方・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名様まで)1,300円、小・中学生 500円
公式サイト:
http://www.watarium.co.jp

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