香取慎吾、最新アルバム『Circus Funk』リリース直前インタビュー「音楽を作ることと絵を描くことは近い」
Text:谷岡正浩
この人は根っからの表現者なのだと思った。音楽、絵、そして俳優としてなど、彼の中には広大な表現の地図が広がっていて、そのひとつひとつは点在しているとしても、決してバラバラではないという確かな手触りが彼の生み出す作品からは感じられる。11月27日(水) にリリースされる最新アルバム『Circus Funk』はまさにそんな香取慎吾の今が詰まった作品であり、1曲1曲の個性を突き詰めた楽曲がカラフルなひとつの世界を作り上げている。このアルバムの世界を存分に味わえるフェスの開催も迫る中、香取慎吾本人に話を聞いた。
言葉にしようと思って言葉にしたことって、これまでだいたい叶ってるんですよ
――まず、アルバムタイトル、そして第1弾先行配信シングルのタイトルにもなっている『Circus Funk』という言葉がすごく素敵だなと思いました。
うれしいですね。
――ワクワク感もあるし、時代に左右されない強さも含まれているなと感じました。この言葉は香取さんの中ではどのようなイメージとしてあるんですか?
これがいつ降ってきたか、というのをはっきりとは覚えていないんですけど、2022年から2024年にかけて個展をやっていたんですよ(※全国6カ所をツアーした大規模個展『WHO AM I』)。