2022年4月4日 07:00
プロデューサーが解説! 『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のキーワードは“チームワーク”
は聡明な人ですから、これまでの2作で成功した部分と、思い通りに実現しなかった部分を明確に見据えています。私たちは前作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に誇りを持っていますが、過去の失敗から学び、向上できる部分は、新作へと役立てています。
脚本を書くプロセスは、多くの人に耳を傾ける必要があるので、小説を書くのとは大きく異なります。小説で描かれる世界は、作家から読み手へと届きますが、映画は、キャスト、監督、衣装デザイナーやVFXなどのスタッフ全員に世界観を理解してもらった上で一緒に作りあげていくので、コラボレーションが大切です。ジョーは、作家としてだけでなく、脚本家としても意識が高いので、映画製作のプロセスをより理解し、描きたい世界をどう実現させていくかを常に学び、成長していると思います」
そこで本作では『ハリー・ポッター』シリーズで脚本を担当し、ファンタビ前2作では製作も担当していたスティーヴ・クローヴスが共同で脚本を手がけることになった。
「彼は前2作でも脚本家としての知恵を貸してくれました。ジョーは本シリーズの制作において、とても荷が重い立場に立っています。そこで今回は、彼女が信頼を置くスティーヴに、脚本執筆プロセスのサポートをしてもらうことになったんです。