世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2023」(以下LFJ)の開催が発表された(2023年5月4日から5月6日のゴールデンウィークの3日間)。
15周年を迎えた2020年には、ベートーヴェン生誕250周年を、LFJならではのユニークで発見に満ちたプログラムで盛大に祝う予定だったところが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受けて中止となり、その後2021/2022年も国内外の感染再拡大によって開催が断念されてきただけに、ファンには待ちに待った朗報だ。
気になる2023年のテーマは、やはり「Beethoven ― ベートーヴェン」。 例年のような規模感で開催することは難しいようだが、ベートーヴェンという大作曲家の魅力をぎゅっと詰め込んだ特別な3日間が用意されるという。「交響曲」や「ピアノ協奏曲」、「ピアノ三重奏曲」に「ピアノ・ソナタ」などの傑作をはじめ、ベートーヴェンへのオマージュ作品など、ラ・フォル・ジュルネならではの独創的なプログラムの数々に期待したい。待ちに待った”ベートーヴェン三昧”がやってくる!
●アーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンのコメント
ベートーヴェンの作品はヒューマニズムにあふれ、人類愛と思いやりを今もなお人々の心に届ける という意味においても、音楽史上唯一無二の存在です。