くらし情報『新国立劇場新シーズン コロナ禍でのコミュニケーションから発想した新シリーズも』

新国立劇場新シーズン コロナ禍でのコミュニケーションから発想した新シリーズも

新国立劇場 演劇芸術監督の小川絵梨子


新国立劇場の演劇部門の2021/2022シーズンのラインアップ発表会が3月8日に開催され、2018年9月より芸術監督を務めている小川絵梨子が出席。新シリーズ「正論≒極論≒批判≠議論」などについて説明した。

シーズン幕開けを飾る、小川芸術監督就任後初の海外招聘作品となる『ガラスの動物園』、倉持裕が2011年に同劇場に書き下ろした『イロアセル』のフルオーディション公演など、新シーズンも枠にとらわれない多彩なラインアップが組まれている。中でも注目を集めそうなのが「正論≒極論≒批判≠議論」と名付けられた新シリーズで、小川自らが演出を務める『アンチポデス(仮題)』を皮切りに『ロビー・ヒーロー』、『来訪(仮題)』の3本が上演される。

「正論≒極論≒批判≠議論」というテーマには小川自身がコロナ禍において考えていた人々のコミュニケーションに対する思いが込められているとのこと。「SNSなども含め、個人が発言しやすくなっている中で、それは意見なのか? 感想なのか? 批判なのか? 文句なのか? 誹謗中傷なのか? それとも議論がしたいのか? 何かを変えたくて言っているのか? 『これは何の発言なんだろうか?』ということを考えていきたい」

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