くらし情報『新国立劇場新シーズン コロナ禍でのコミュニケーションから発想した新シリーズも』

新国立劇場新シーズン コロナ禍でのコミュニケーションから発想した新シリーズも

“答え”があるわけではなく、みんなで考えていけたら」と語った。

自身、18年秋に芸術監督に就任し、昨年はコロナ禍という難しい局面に向き合うことになったが、改めて芸術監督の仕事を「時間をかけて積み重ねていくということ」だと一過性ではなく、新たな世代に演劇の楽しさを伝え、残していくことだと語る。同世代の長塚圭史がKAAT神奈川芸術劇場の新芸術監督に就任し、同じくダンサーで振付家の近藤良平が「彩の国さいたま芸術劇場」の芸術監督に就任することも発表されたが「ざっくばらんにオープンに長塚さん、近藤さんと話していける関係でありたいし、大きなつながりを次の世代にも残していきたい」と語る。

新シーズンでは、小川が立ち上げた、長期間で作品を育てていく「こつこつプロジェクト」が第二期を迎え、英国のロイヤルコート劇場とのコラボレーションによる劇作家ワークショップも新たなフェーズを迎えるが、改めて「創作への投資」の重要性を強く訴えていた。

2021/2022ラインアップは以下の通り

2021年9月
■ガラスの動物園

作:テネシー・ウィリアムズ
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
制作:国立オデオン劇場
出演:イザベル・ユペール、ジャスティーン・バチェレ、シリル・グエイ、アントワン・レナーツ

2021年11月
■イロアセル

作・演出:倉持裕
※フルオーディション作品

2021年12月
■あーぶくたった、にいたった

作:別役実
演出:西沢栄治

2022年4月
「正論≒極論≒批判≠議論」

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