2022年2月2日 20:00
中村勘九郎「今まで生きたなかで一番疲れた役です」串田和美×宮藤官九郎による『天日坊』10年ぶりに上演中
そうした精神的な複雑さに加えて、ずっと出ずっぱりな上に衣裳も重い。もう毎回、ぐったりでした。
今まで生きたなかで一番疲れた役です。
その法策としてまた生きる。もう一度“無”になってその場その場で感じることを大切に、その一方でビジュアル部分もしっかりと見せていきたいと思います。
【中村獅童】
前回ご覧くださった方の中には、コクーン史上最高傑作とおっしゃってくださる方もいらして、再演を望む声も多く本当にうれしかったです。その期待に応えられるよう、今回はさらに進化したものをお見せしたいと思います。江戸時代のアウトローのかっこよさを感じていただけたらと思います。
【中村七之助】
初演はちょうどスカイツリーがオープンした年でエレベータ―を降りたところに浮世絵が飾ってあったんです。マーメイドドレスのようなシルエットで髑髏柄の着物を着た女性の絵を見ると「人丸お六」と書いてあったんです。衣裳や小道具はそれを参考に作らせていただきました。前回は時間的に間に合わなかった部分もありましたので、今回はこだわっていきたいと思っています。
以上、第十八弾「天日坊」本公演プログラムより抜粋
公演は2月26日(土)まで、東京渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて。
出前を配達すると…客「娘さんと来られたんですね」私「…1人ですけど?」客の質問に違和感。次の瞬間…⇒「キャアッ」客の叫び声に…「え?」