くらし情報『国宝“細川ミラー”を公開!『古代中国・オリエントの美術 リターンズ』展、12月18日より永青文庫にて開催』

2021年11月17日 12:00

国宝“細川ミラー”を公開!『古代中国・オリエントの美術 リターンズ』展、12月18日より永青文庫にて開催

国宝≪金銀錯狩猟文鏡≫中国 戦国時代(前4~前3世紀)永青文庫蔵、2021年12月18日(土)~2022年1月23日(日)限定公開


2020年2月、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりやむなく途中閉幕となった『古代中国・オリエントの美術―国宝“細川ミラー”期間限定公開―』展が、1年10カ月ぶりに改めて開催されることとなった。

幼い頃から漢籍に親しみ、中国の文化に強い憧れを抱いていた、永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ/1883~1970・細川家16代)。大正15年(1926)から約1年半かけてヨーロッパを巡り、のちに国宝に指定される≪金彩鳥獣雲文銅盤(きんさいちょうじゅううんもんどうばん)≫などの中国青銅器や陶磁器を購入したことをきっかけに、本格的に中国美術のコレクションを始めた。

同展では、護立が独断即決で購入した “細川ミラー”の名で広く知られる≪金銀錯狩猟文鏡(きんぎんさくしゅりょうもんきょう)≫、滞欧中に手に入れた≪金彩鳥獣雲文銅版(きんさいちょうじゅううんもんどうばん)≫の国宝2点を期間限定で公開。また、同館では8年ぶりの公開となる≪金銀玻璃象嵌大壺(きんぎんはりぞうがんおおつぼ)≫をはじめとした重要文化財5点、最新の調査から作品の特徴が明らかになった古代中国美術作品を新たに展覧。さらに、高度な技術でつくられた大変珍しい逸品≪ゴールドバンドガラス碗≫などの貴重なオリエント美術コレクションも紹介する。

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