巨匠たちの描く桜が満開! 『桜 さくら SAKURA 2020 —美術館でお花見!—』開催
山種美術館では、桜を描いた絵画を一堂に展示する特別展『桜 さくら SAKURA 2020 —美術館でお花見!—』が、3月14日(土)より開催される。
古くから日本人に愛されてきた桜。古来より詩歌に詠まれ、調度や意匠に取り入れられ、あるいは絵画化されるなど、多彩に表現されてきた。
同展では、そんな桜が描かれた日本画を、山種美術館が所蔵する作品の中から厳選して紹介。横山大観《山桜》をはじめ、小林古径《桜花》、速水御舟《夜桜》、菱田春草《桜下美人図》など、近現代日本画家の巨匠たちによる桜の絵画約50点が勢ぞろいする。
奈良県の吉野山を題材とした奥村土牛の《吉野》や、福島県の名木「三春の滝桜」に取材した橋本明治の《朝陽桜》など、日本各地の桜の名所・名木を絵画の中でたどるのも、同展の楽しみ方のひとつ。
また、『太平記』にみる児島高徳の「忠義桜」の逸話を題材とした橋本雅邦の《児島高徳》など、物語の題材の中で表される桜を通して、日本人の美意識や日本文化を感じとることもできる。
展示品約50点すべてが山種コレクションの作品。
ここでしか見られない、個性豊かな桜の表現を堪能したい。
【開催情報】
『桜 さくら SAKURA 2020 —美術館でお花見!—』3月14日(土)