くらし情報『「生々しい芝居を撮りたい」 月川翔監督が語る『劇場版 そして、生きる』』

「生々しい芝居を撮りたい」 月川翔監督が語る『劇場版 そして、生きる』

月川翔監督


有村架純、坂口健太郎を主演に全6話でWOWOWにて放送された『連続ドラマW そして、生きる』が135分の劇場版となって公開される。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』などの脚本家・岡田惠和によるオリジナル脚本を映像化したのは映画『君の膵臓をたべたい』を大ヒットに導いた月川翔監督。劇場版公開を前に、ドラマ放送時から絶賛を集めた有村、坂口ら俳優陣の生々しい演技や震災や被災地への向き合い方について話を聞いた。

東日本大震災の復興ボランティアを通じて知り合った瞳子(有村)と清隆(坂口)を中心に、約8年におよぶ彼らの人生の選択を描いていく本作。ドラマ放送時から、月川監督のもとには特に有村、坂口をはじめ、俳優陣の芝居に対する称賛の声が多く寄せられたという。

「特にお芝居のトーンについて、もちろん、勝手にこちらが俳優さんのベストを決めつけちゃいけないんですが(笑)、『それぞれの俳優が一番よく見える作品なんじゃないか』という声を多くいただきました」と明かす。

完成した脚本が届く前の段階で作品の舞台となる気仙沼市(宮城県)や盛岡市(岩手県)に足を運び「アポなしで土地の人々に話を聞いた」という。被災者の言葉に耳を傾ける中で「作り物っぽくない、“生っぽい”作品にしよう」

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