戸塚祥太、福田悠太らの出演で鈴木聡の代表作『阿呆浪士』をリメイク
令和初めてのお正月、こんな時代劇で芝居初めはいかがだろうか。人情味あふれるコメディの名手・鈴木聡が1994年に自らが率いる劇団・ラッパ屋に書き下ろした代表作『阿呆浪士(あほうろうし)』が、本日1月8日に開幕する。
時は元禄。主人公は、しがない魚屋の八(はち)だ。ある日、ひょんな取り違いから、赤穂浪士の血判状を手にする。八は同じ長屋のマドンナ・お直の気を引きたい一心で、自分が本物の赤穂浪士だと嘘を付き始める。一方、大石内蔵助の娘のすずが、いつまでも討ち入りを果たさない父に業を煮やして、赤穂から江戸に乗り込んでくる。すずは、お調子者の八を利用して、ニセモノの赤穂浪士たちと討ち入りを決行しようとするが……。
今回、演出するのはラサール石井。八に扮するのはA.B.C-Zのメンバーとしてジャンルを問わない活躍を見せる戸塚祥太だ。また、本当の赤穂浪士のひとり、田中貞四郎にふぉ~ゆ~の福田悠太、八が惹かれる相手・お直に南沢奈央、大石内蔵助の娘・すずに乃木坂46の伊藤純奈が扮する。ベテラン勢もバラエティ豊かだ。本作には欠かせない浪曲・三味線を担う浪曲師の玉川奈々福、唯一無二の存在感を見せる竹内都子、大石内蔵助には時代劇もコメディも硬軟自在に演じる小倉久寛がキャスティングされた。