2019年もいよいよフィナーレを迎え、東京オリンピックやベートーヴェンの生誕250年での盛り上がりが予想される2020年へとバトンタッチだ。その節目となる年末年始はクラシックが最も光り輝くシーズンでもある。というわけで、この機会に是非コンサートホールへと足を運んでいただきたい。
恒例ベートーヴェンの「第九」公演は12月の風物詩。大晦日に放映されるNHKの「第九」ともども、首都圏だけで60近くの公演が行われるのだから物凄い。来年のベートーヴェンイヤーの予習をとお考えの方は是非この機会にご体験を。そのベートーヴェンつながりでお薦めしたいのが、大晦日に開催される「ベートーヴェンは凄い!」公演だ。小林研一郎率いる特別オーケストラが、ベートーヴェンの交響曲全9曲を一挙に演奏する。
これは演奏する方にも聴く方にも忍耐力が求められるけれど、聴き終わったあとの達成感は格別だ。同様の企画で「ベートーヴェン弦楽四重奏曲(9曲)演奏会」もあり。なにはともあれ、2020年のベートーヴェンイヤーを先取りするにはピッタリのイベントだ。
大晦日の恒例企画といえば、年越しで公演を行う「ジルヴェスターコンサート」。