くらし情報『高杉真宙と関水渚が映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』の撮影を振り返る』

2022年11月5日 10:00

高杉真宙と関水渚が映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』の撮影を振り返る

『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』


長崎俊一監督の最新作『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』が公開されている。本作は、海辺の町にある小さな医院を舞台に、そこで暮らす青年医師・俊英と、ある事情からこの家に転がり込んできた女性・亜子が少しずつ距離を縮めていく様を描いた作品だ。

本作は物語を過剰に盛り上げるような展開や衝撃的なドラマに頼ることなく、登場人物の心の“微細な動き”を丁寧に積み上げ、ふたつの気持ちが時間をかけて交わされる過程を描き出している。セリフの言い方ひとつ変わるだけで、その場の印象や会話のトーンが変わってしまう“さりげないけれど実は複雑”なシーンを高杉真宙と関水渚は見事に演じ切っている。

高杉が演じる俊英は、優しいのに、口下手で、何かが起こると動揺や焦りがすぐ顔に出てしまう“そっけなさそうだけど実は良いヤツ”。高杉は俊英の気持ちを掴むまでに時間はかかったそうだが「ほとんど亜子にひっぱられつつ話しが進んでいくので、僕自身は俊英の下地作りをするように意識しました」と振り返る。
本音を抱えたまま、それをどう相手に伝えるべきなのか迷い、探っていく俊英の心情が高杉によって巧みに表現されている。

一方、関水が演じた亜子は、自身の問題や悩みを抱えてはいるが、物語の舞台となる家に“嵐”を巻き起こすキャラクター。

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