2021年7月19日 20:30
Zeppで魅せたロックな「さくらしめじ」 「ライブを作っているのは僕らとファンの“心”と“気持ち”」
撮影/鈴木友莉
フォークデュオ「さくらしめじ」が7月18日(日)、『さくらしめじのゼップでロッ菌!2021 in Zepp DiverCity』を開催した。昼の部の『TRACK1』、夜の部の『TRACK2』として1日に2公演が行われた本公演の『TRACK1』をレポートする。
Zepp DiverCityのこの日の天気は快晴。真っ青な空が広がっていた。そんな青と同じように、爽やかなブルーの肩にタオルをかけたきのこりあん(さくらしめじファンの総称)が会場前のあちこちで記念撮影を行っていた。その光景は、どこかあのフェスのことを思い出させる。
そして会場内。用意された一階席はほぼ満員。
ステージ上には『ROCKIN2021』の垂れ幕が。やはりいつものさくらしめじのライブとは違う……そんな雰囲気を感じさせる。開演時間を迎えると、灯りが消え、薄暗いステージ上にバンドメンバーが手拍子で煽りながら登場。観客も立ち上がり、その手拍子に合わせる。そして、さくらしめじのシルエットが――。こらえきれない歓声があちこちから漏れる。
響くギター音、ドラム音が空気を震わせる。エレキギターを持ったふたりの姿に、グッと客席の熱が上がるのが分かる。