「NANZUKA UNDERGROUND」が神宮寺前に新しいフラッグシップ・ギャラリーをオープン こけら落としはモリマサトの新作個展
渋谷のギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」が6月5日(土)、神宮前3丁目に新しいフラッグシップ・ギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」 をオープンすることが決定した。渋谷二丁目再開発によるビルの建て替えに伴い、 昨年10月よりクローズしていたギャラリーを移転したニューギャラリーは、 中村哲也によるカスタムペイントを全面的に施した外壁に空山基のロゴを冠した一棟で、 2020年10月に着工し、 2021年5月に竣工。
こけら落としとなる展覧会は、 2016年以来5年ぶりとなるモリマサトの新作個展「Lonsdaleite Year」を開催する。本展は、 徳島出身で、現在も徳島市内で製作活動を続けるアーティスト・モリの日常生活を綴った絵日記とも呼ぶことのできるシリーズだ。自分の興味や関心を”熱中”と呼べる次元まで高めることで、 創作活動のエネルギーを発電するモリ。近年の彼の作品には、 子供の絵や障害者の芸術を研究したジャン・デュビュッフェ、 パウル・クレー、 パブロ・ピカソ、 ワシリー・カンディンスキーといったアーティストとの親和性を発見することができ、 そこには芸術の根源的なテーマとも呼べる純真性、 無心性といった、 モリの創作行為を紐解くヒントを垣間見ることができる。