KERA meets CHEKHOV 最終章まもなく開幕 『桜の園』舞台写真&KERA・天海祐希・井上芳雄のコメント到着
(撮影:宮川舞子)
鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)がチェーホフ四大戯曲に取り組むシス・カンパニー公演 KERA meets CHEKHOV。その最終章となる『桜の園』東京公演が本日12月8日、世田谷パブリックシアターにて初日を迎え、前日に実施された通し稽古の舞台写真が到着した。
“ダークな笑いと不条理な作劇”で知られるKERAとチェーホフという意外な組み合わせが話題をふりまいたこのシリーズ。『かもめ』(2013)、『三人姉妹』(2015)、『ワーニャ伯父さん』(2017)と回を重ねる中で、KERAだからこその説得力ある舞台を打ち出し、高い評価を得てきた。当初から「チェーホフが見たら一番納得してもらえるような上演を目指すこと」を宣言、大胆なカットも翻案も施さず、まずは戯曲に忠実に、登場人物の心情を丁寧にたどりながら、緻密で繊細な人間の普遍的な心情に寄り添ってきた。にもかかわらず、KERAが手がけた上演台本と舞台は、KERAならではの言語感覚が劇場空間に自由自在に飛び交うヴィヴィッドな世界。締めくくりとなる今回も、KERAでしか成し得ない『桜の園』が姿を現した。東京公演は12月27日(金)