日本を代表するクラシック・ギタリスト荘村清志が語る人生と音楽
日本ギター界の大御所、荘村清志が、デビュー50周年を記念して、自らの音楽人生を振り返るエッセイを出版した。そのタイトル「弾いて飲んで酔いしれて」は、親交の深い詩人 谷川俊太郎氏からのプレゼントだという。
荘村がギターとともに歩んだ50年は、日本ギター界の歴史と言っても過言ではない。前述の谷川俊太郎を始め、日本を代表する大作曲家 武満徹との交流や、スペイン武者修行と巨匠イエペスとの出会いなどが、貴重な写真とともに綴られる。これはまさに、荘村清志の人生と音楽への想いを凝縮した1冊に違いない。そして今なお現役バリバリのギタリストの言葉だけに説得力がある。
なぜ荘村清志のギターの音色が人々の心を癒やすのか。なぜ人は荘村清志のプレイを愛すのか。
その答えがこの素敵なエッセイの中に込められている。
『荘村清志弾いて飲んで酔いしれてギターとともに50年』
吉田純子(編著)/アルテスパブリッシング
定価2,000円(税別)
発売日:2020年12月14日