ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演し、ヒューストンが歌う主題歌『I Will Always Love You』とともに世界中で大ヒットを記録した映画『ボディガード』(1992)。アカデミー賞にもノミネートされたこの映画を原作に、2012年にロンドンのウエストエンドで舞台化されて以降、世界各地で上演されてきたミュージカル『ボディガード』が、いよいよ日本にやってくる。人気映画がミュージカル化される際には音楽が刷新されることも多いなか、映画の楽曲がふんだんに使われた、原作ファンの心をくすぐること間違いなしの作品だ。
人気絶頂の歌手レイチェル・マロン役は、ウエストエンド公演でも同役を務めたアレクサンドラ・バークと、シルク・ドゥ・ソレイユにも出演経験を持つジェンリー・シャローのWキャスト。ツアー公演にもかかわらずWキャストが組まれていることがすでに、この役のハードさ=パフォーマンス性の高さを物語っているようで期待が高まる。そして、レイチェルのボディガードでありながらやがて禁断の恋に落ちるフランク・ファーマー役は、フランス公演からの参加となるブノワ・マレシャル。ほか、昨年末から英国とアイルランドを回っているツアーキャストが舞台を彩る。