EXILE/FANTASTICS 佐藤大樹「ずっと動き続けたい」——写真集『In Motion』で見せた飾らない素顔と、未来へ突き進むためのマイポリシー
(撮影/稲澤朝博)
EXILE /FANTASTICSの佐藤大樹が写真集『In Motion』(幻冬舎刊)を発売。ロケ地の台湾で自身を開放し、明るいオーラに満ち溢れた一冊となっている。幻想的なランタンの光に灯されながら、実現させたい願いを誓った瞬間の一枚など、魅力的なカットが盛りだくさんの本作のみどころを解説してもらった。好きなことをとことん突き詰め、何事も全力で挑むなど、マイポリシーや叶えたい夢を語る姿は、まっすぐ。2026年は佐藤大樹にとってパーフェクトイヤーになりそうだ。
足つぼマッサージから街歩きまで! 台湾の温もりに包まれたロケ秘話
――まずはタイトル『In Motion』に込められた思いからお聞かせ下さい。
僕は仕事が大好きで、休みなく、ずっと動いていたいタイプ。よくマグロって言われるんですけど、止まっちゃうとダメなんです(笑)。
いつもやると決めたら即動いているので、『動き続けている』というのと、自分のなりたいビジョンに向けて「もっと進むぞ!」という思いも込めて、『突き進んでいる途中』という意味で、『動き回る』とか『続ける』という意味を持つ、『In Motion』にしました。実は、3つくらいのタイトル候補があって。でも、即決で「『In Motion』がいいです」と編集さんに伝えました。
――そうだったんですね。そして、6年ぶり2冊目の写真集ということで、今回これは絶対やりたかったことはありますか。
通常版の表紙にもなっているんですけど、バスタブの中で熱帯魚と一緒に撮るのはやってみたかったことです。僕はちっちゃい時から、金魚とかメダカとか、特に水槽で飼える生き物が好きだったんですよ。だから、写真集で一緒に撮影できたらなって。
――通常版の表紙は、幻想的で美しくて素敵です。
表紙を選ぶのは、結構悩みました。通常版と限定版、それぞれどんなパターンにするか悩んで。表紙にできなかったカットを裏表紙に持ってきたりもしました。限定版もファンの方に好評なんです。ぜひどちらも見て欲しいです!
――台湾には何度か行かれているようですが、改めて台湾で撮りたいと思った理由を教えて下さい。
アジアで撮るというのは、自分の中で決めていて。現地のスタッフさんに「大樹はこういうロケーションが似合うんじゃないかな」と背中を押してもらえたのが決め手になって、台湾になりました。
台湾はEXILEもFANTASTICSと縁があって、その場にいて癒される場所でもあるので、飾らない表情が撮れるかなと思ったんです。
――台湾の人たちとふれあう姿も撮影されていますが、台湾での思い出は?
台湾の皆さんは、本当に優しい方ばかりでした。二日目の朝に太極拳のカットを撮ったんですけど、朝早いし小雨が降っていたので、公園に人がいなかったんですよ。そんな中、太極拳をしていたおばあちゃんに「この後、撮影したい」とスタッフさんが伝えたら、僕が来るまで待っていてくれて。80歳後半ぐらいのおばあちゃんだったんですが、ものすごく元気で手作りクッキーもくれたんですよ。それを持って公園にいたら、リスたちが集まってきたので、リスとのカットを撮ることに。それはおばあちゃんが生み出してくれた偶然生まれたカットなんです。
――そうだったんですね。
マッサージ中の痛そうなカットなど、表情豊かです。
マッサージ屋さんでのカットも撮影を当日の流れで決めたカットです。台湾マッサージって結構痛くて、悶絶しました(笑)。あと、屋台で食べているもぐもぐカットもたくさんあります。現地の人と会話しながら自分で買うところが撮りたいということで、僕が一人で屋台をまわって買いながら撮ったのも楽しかったです。
――台湾グルメの中でお気に入りは?
僕は台湾に行ったら、小籠包をマストで食べると決めていたので、いろんな小籠包を食べました。特にトリュフ入りの小籠包が美味しかったですね。甘いあんこ入りのデザート感覚で食べられるものも食べました。
写真集の撮影が終わってからも小籠包を食べに行きました。
――ランタンの幻想的なカットも印象的でした。「将来のために貯金をする」「毎日働く」など、ランタンに願いを込めていましたね。
「佐藤大樹パーフェクトイヤーにする!」っていう願いも込めました。今年は、LDH PERFECT YEARでEXILEもFANTASTICSもずっとライブがあって、グループ活動以外にもドラマもあって俳優業も充実しているので、まさに本当にパーフェクトイヤーになっています。来年、再来年に向けて準備していることもたくさんあるので、一瞬で1年が過ぎる年になりそうです。撮影の時に願いを込めたことが、早速叶っていますね。やっぱり目標は言葉にしたり書いて表現したりするっていうのは、すごく大事だなって改めて思いました。
「ファンの方が見たい写真を」。シャワーカットに込めたこだわりと肉体美
――肉体美を惜しみなく披露している攻めたカットもありましたが、撮影はいかがでしたか。
写真集はファンの方が見たい写真を載せたいという思いもありました。1st写真集の時もありましたが、ベッドでのシーンとシャワーカットを入れました。1冊目より攻めていて、個人的にもすごく思い入れがあるシーンになりました。撮影は2月だったんですが、水しか出ない場所での撮影で。結構、寒かったですし、限られた時間で急いで撮ったんですけど、その割にはいい写真が個人的には撮れたかなって思います。
――えー、寒さを全く感じさせないのが、すごいです。普段から身体作りをされているから、写真集の前だからといって特別に身体を作ることもなかったのでは?
そうですね。
日頃から3日に1回はジムでトレーニングをしているので、食事制限をしたくらいでした。ゴツくしすぎないというのは、僕の永遠のテーマなんです。健康と美容のためにいろいろ普段からケアしていて。やっぱり年を重ねるとどうしても抗えない部分ってありますからね。月に1回は鍼を打ちにメンテナンスに行ったり、サウナで汗をかいてリフレッシュしたり。韓国美容が好きな友達から聞いて、日本でできるケアを教わったりしています。
――今回の台湾でのロケは、ご自身にとってどんな影響を与えてくれましたか。
時には日本を離れることも大事だなって思いました。海外に行くと性格的に一人で何かしたくなるんです。撮影が終わってから、スーパーに行ってみたりもしました。日本だと 1週間かかるリフレッシュの期間が、たった 2日でも十分できたし、めちゃくちゃパワーをもらえました。僕にとって浄化される場所なので、年1回くらいのペースで行きたいなと思いました。
――インタビューページには、「お仕事は絶対に手を抜かない」など、普段から大切にされていることが綴られていましたが、改めて守ってきたマイポリシーについてお伺いしたいです。音楽だけでなく、ドラマやバラエティー番組など、いろんなジャンルの仕事をさせていただいていますが、やるからにはすべて120%のエネルギーを注ぐようにしています。体を張らなきゃいけない仕事でも、一度やるって決めたら徹底して振り切るっていうのは決めていますね。
――それでも“これは苦手”ということは、あるんですか?
苦手なこともあります。やってみて、「あ、向いていないかもな」と思ったのは、テレビ番組の大食い企画(笑)。ピザやイタリアンの3キロのプレートを食べたんですけど、美味しかったし楽しかったけど、大変でしたね(笑)。
――やる気はあっても、できないことってありますもんね。
あとは、高所恐怖症ではあるけど、バンジージャンプはやる機会あったら頑張って挑戦してみたいです。
1日休みでも困る!? 夢を叶え続けるポジティブマインドと次なる野望
――インタビューページを読んで、お正月以外、何年もまともに休んでないということに衝撃を受けました。ストレスをためずにどのように普段からリフレッシュされているのでしょうか。
普段からサウナに行ってリフレッシュしているからそれで十分だなと思います。仕事終わって、家に帰って お風呂に入ってからTVerとYouTubeで毎日、ドラマやバラエティーを観るんですよ。それを疲れるまで観て寝るっていうパターンです。逆に1日休みもらっても困っちゃう。何をしていいか分からないです(笑)。
――最近は、YouTubeでどんなものをチェックされていますか。
You tube 登録してチェックしているのは、アーティストさんやダンスアーティストから芸人さんのチャンネルなどいろいろ。さらば青春の光さんのYouTubeも好きです。ドラマも毎クール楽しみにしていて、夏クールは、『Tシャツが乾くまで』『告白-25年目の秘密-』など、いろいろ観ています。
――ドラマをたくさん観ている佐藤さんが今注目している俳優さんが知りたいです!
「修学旅行で仲良くないグループに入りました」というドラマに出ていた藤本洸大くんですね。ちょっと不思議な雰囲気で面白いなと思ったので、気になります。
――俳優としては、35歳までにいろいろゴールデンドラマの主演をしたい、日曜劇場に出たい、大河ドラマに出たいなど、具体的に目標を掲げていらっしゃいますけど、俳優のお仕事のどんなところに魅力を感じていますか。自分じゃない人生を演じるって本当に楽しいんです。しかも、自分の性格と真逆であればあるほど面白いです。個人的には衣装合わせやどういう髪型にするかビジュアルを作っている瞬間も楽しいですね。喋り方や癖、バックボーンを監督と決めていく時間もワクワクします。ドラマだったら、3ヶ月経ったらその撮影クルーとは全員お別れして、また次の現場で初めましてのところから始めるっていうのは、普通のお仕事ではなかなかないことだなと思います。毎日違う職場体験している……みたいな。毎クール違う人たちと一緒にお仕事できるのは、すごくいい経験になります。
――作品ごとにいろんな人から影響を受けているんですね。
そうですね。 共演者の方からいい影響をもらっています。あと、作品を重ねていると、2年前にご一緒した方と一緒になるとか、再会もあって。『時光代理人』というドラマでは、監督、カメラマン、照明さん、衣装さんが過去に全員お仕事したことある方で、しかも全部違う作品だったんです。昔から知っている方ばかりで嬉しかったですね。そうやって、また作品に自分を呼んでいただけることが光栄です。
――やっぱり佐藤さんがコミュニケーション能力高いからこそ、周りに人が集まってくるんでしょうね。共演者の皆さんとも積極的にお話されるんでしょうか。
そうですね。二十歳の時に会社の人に「この世界にいて、人見知りで得をすることは1ミリもありません」って言われたんですよ。社会に出たら、人見知りは通用しないって。別に僕が人見知りだったわけじゃないんですけど、絶対にいろんな人とコミュニケーションをとって仲良くなった方がいいだろうなって思うようになってから、積極的に話に行くようになりました。
――お話を聞いていると本当に『In Motion』を体現されている人という印象です。やりたいことがあっても、その一歩がなかなか行動に移せない人にアドバイスはありますか。
さっきも話しましたが、言えば言うほど周りの誰かが力を貸してくれるから、まずはやりたいことを人に話してみるのもいいかもしれません。僕は友達に熱く夢を語ることもしょっちゅう。でも、一歩踏み出すのに躊躇している人にアドバイスするなら、自分に期待しすぎないことがいいのかな、と。もし自分が行動したら、こういう失敗するだろうなとか、すごくネガティブに考えちゃう人もいるじゃないですか。きっとこういうことしたら周りからこう思われるかも!?……みたいな。でも人の目を気にしないこと、そして、できなくても馬鹿にされても当然だなと思って、最初から完璧にやれなくてもいいじゃないですか。不安な要素をあまり考えない方が上手くいくと思いますね。
――上手くできないかも!?……という不安に押しつぶされて、動けない人は多いです。
そうなんですよね。 失敗したくないという気持ちは、誰でもあると思うんですけど。だからそういう人たちの背中を押すために、僕は「おいでよ うぱごろう」という絵本を出して、そのキャラクターを通じて背中を押せたらいいなと思っています。絵は漫画家の幸田もも子さんに描いていただいて、僕は文を担当しました。その絵本もそうですが、ポジティブなマインドでやっていることが多いです。
――絵本作家を含め、今後も前向きなメッセージを放つために、やりたいことがまだまだたくさんありそうですね。
あります! 僕は雑誌を作って、絵本も作ったので次は漫画を作りたくて。普段漫画を読まない僕だからこそ作れる作品があるなと思っていて。先入観、固定概念がゼロで、漫画はこうであるべきという思いがながないからこそ、原作を作って、それを数年後に実写化するっていう構想があります。結構ファンタジーが好きなので、漫画ならではの設定で作ることができたらいいですね。その作品に自分が出演するのも面白いかなと思っています。
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撮影/稲澤朝博、取材・文/福田恵子