塚本晋也監督『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』予告編&場面写真12点公開 リリー・フランキーが全編英語での演技に挑戦
(C)Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners
塚本晋也監督最新作『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』の公開日が9月11日(金)に決定。併せて予告編とメインビジュアル、場面写真12点が公開された。
これまでに『野火』『斬、』『ほかげ』といった戦争三部作を発表し、国際的な評価を獲得してきた塚本監督。『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』はその三部作に続く作品で、ベトナム戦争に従軍したアレン・ネルソンが自らの戦争体験と帰還後の葛藤を綴ったノンフィクションを原作とする。ネルソンは日本全国で1,200回以上の講演を行い、「ほんとうの戦争」を語り続けてきた人物。塚本監督はその証言をもとに、“戦争加害者の傷”というテーマに真っ向から取り組んだ。本作について塚本監督は「世界がキナ臭くなっている今だからこそ、必ず作らなければならない映画」とコメントしている。
公開された映像には、貧困や差別から抜け出すために18歳で入隊したアフリカ系アメリカ人のアレン・ネルソンが、ベトナムの戦地で経験した生々しい加害の記憶と、帰還後にPTSD(戦争後遺症)に苦しむアレンとダニエルズ医師とのカウンセリングの様子、そして講演活動を行う晩年のアレンの姿が交互に映し出される。
ニューヨーク、タイ、ベトナム、沖縄の4カ所での撮影による圧倒的なスケール感と、塚本監督だからこそ描きえた、戦争と人間心理への深い洞察を垣間見ることができる。メインビジュアルは戦地で複雑な表情を浮かべるアレンを大写しにしたデザインで、「真実を、聞く覚悟はあるか」というコピーが観る者に覚悟を問いかける。
また、アレンの活動をサポートする日本人・黒井役でリリー・フランキーの出演が決定。本作では全編英語での演技に挑戦している。リリーと塚本監督は、リリーの映画デビュー作『盲獣vs一寸法師』での共演以来の旧知の仲であり、『野火』以来のタッグとなる。出演に際し、リリーからのコメントが到着した。
塚本さんの映画に参加できることは何よりも誇らしいことです。
塚本さんの作品は毎回すごくエネルギーがある。
ものを作るってこういうことなんだなっていうのを痛感します。
今、この映画の存在は大きいと思うし、特にこの映画が日本で作られていることも、すごく意味があると思います。
この作品で描かれていたことが起きていたんだっていうことを、常に人は忘れてはいけない。
前作の『野火』でもそうでしたけども、このことはやっぱり50年経っても、80年経っても、誰かが伝え続けなければならない。それを作品にし続けなければいけないと思います。
映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』予告編
<作品情報>
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』
9月11日(金)公開
公式サイト:
https://nelsonsan.jp/
(C)Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners