ゾンビ好きによるゾンビ好きのための『ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2019』が本日8月31日から2日間、東京・CBGKシブゲキ!!で開催される。
ホストを務めるのは、入江雅人。根っからのゾンビ映画好きで、ライフワークとして続ける一人芝居ではゾンビにまつわる作品で特に評価が高い。そんな入江が2017年、ゾンビものに一家言あるクリエイターを招集して『ゾンビフェス』を開催。今年で3年目となる。
驚くべきはその顔ぶれの多彩さだ。入江の一人芝居はもちろん、オクイシュージと入江が演劇を、かもめんたるがコントを、清水宏がスタンダップコメディを、立川志ら乃が落語を披露するほか、入手杏奈のダンス、坂本頼光の無声映画活弁(9/1のみ出演)、玉川太福&玉川みね子による浪曲(8/31のみ出演)、塚本功によるエレクトリックギターと、全方位的にくまなく「ゾンビ」を味わい尽くすラインナップとなっている。
特に、入江が長く演じ続け、今年1月には演劇公演として上演が実現した代表作『帰郷』のオリジナルである一人芝居版を観られるのがうれしい。
幼馴染の中年たちを主人公に、恐怖とノスタルジーがほろ苦いハーモニーを奏でる秀作。ゾンビものを愛する者すべてに響く一本だ。
文:小川志津子
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