創立70周年迎える東映が2021年ラインナップ発表、清水崇監督「アニメに負けない実写を」
来年創立70周年を迎える東映が12月22日、「2021年 東映ラインナップ発表会」をオンラインで実施。清水崇監督(『樹海村』)、成島出監督(『いのちの停車場』)、白石和彌監督(『孤狼の血Ⅱ(仮)』)、前田哲監督(『老後の資金がありません!』)が出席し、映画の見どころをアピールしたほか、コロナ禍での撮影の舞台裏や先月亡くなった岡田裕介会長への思いなどを語った。
今年大ヒットを記録した『犬鳴村』に続く“恐怖の村シリーズ”第2弾として、新作『樹海村』でメガホンを続投した清水監督は「ホラー要素だけではない、大人の鑑賞にも耐えうるドラマに目を向けた」と自信のコメント。コロナ禍で旋風を巻き起こした『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に触れ、「映画館が活気づくのはうれしいが、アニメに負けない実写を打ち出したい」と決意表明する場面も。撮影は緊急事態宣言が明けてから行われ、「PCR検査を受けてもらったり、万全の対策でクラスターもなく終えることができた。自分にとっては大きな挑戦。今後も可能な限り、作品をつくり続けていくしかない」と映画製作の未来を見据えた。
亡くなった岡田会長が陣頭指揮を執った『いのちの停車場』(吉永小百合主演)