成河に聞く『ミッキー17』日本語吹替えの裏側 ポン・ジュノ作品は「バイブルのよう」
俳優の成河が、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督の新作映画『ミッキー17』の日本語版で主人公ミッキーの声を演じている。
長年にわたってポン・ジュノ作品を愛してきた彼は、本作を演じる上で “ポン・ジュノ作品らしさ”を損なうことなく演じることを心がけたようだ。

『ミッキー17』(C)2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
本作で成河が声を演じた主人公ミッキーは、何度死んでも生き返る使い捨てワーカー。ある日、17番目のミッキー17の前に、18番目のミッキー18が出現したことから、ふたりはこの状況を抜け出すべく逆襲を開始する。
成河は日本を代表する舞台俳優のひとりで、映像の世界でも活躍している。本作は厳正なオーディションによって役が決まったそうで、その段階からミッキー17と18に近づいていったようだ。
「オーディションを受けさせていただく中で監督さんからいろいろな提案をしていただきました。舞台ですと稽古をしながら考えていくわけですけど、映像や声のお仕事は瞬発力の世界なので、監督さんのイメージしているものにパッと近づくことができるかが大事になります。